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「農的な暮らし」「自給自足」と「農業」は全く別物!!全然違います

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「農的な暮らし」「自給自足」と「農業」は全く別物!!全然違います

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田舎へ移住して、自給自足の暮らしをはじめて8年目です。

完全無農薬のお米作りは簡単?難しい?~お米作り4年目の失敗談~

除草剤を使わず、無農薬での稲作を始めて4年目!
今年は、今までとは違う新たな田んぼを増やしましたが・・・
恐ろしく雑草がはびこってしまい、収量は劇的に少なく、
ちょっとがっかりしていましたが・・・

続きを見る

今年からは、「農業」にも挑戦しています。

 

農的な暮らし自給自足と「農業」の違いに打ちのめされています

お米や野菜を育てること =「農業」   と思われがちですが、

単に栽培するということであれば、「家庭菜園」というのもありますが、

それは、「農業」とは違うという認識が一般的だと思います。

お米の栽培

「農業」というと、作物などの栽培(家畜の飼育なども)で

収入を得るというイメージかなと思います。

 

「農業」に従事している農家の中には、

「専業農家」 「兼業農家」 と大きく分類できると思います。

 

「専業農家」は、主な収入源が農業だという感じ。

「兼業農家」は、農業以外にも収入源があって、どちらかというと「農業」の稼ぎはオマケ的な感じ。

 

それぞれの定義は、調べたらきちんとした言葉になっていますが、

今回は、ざっくりとしたイメージで解説します。

 

農業を主な収入源にするには?

今年は、我が家における収入のうち、

農業での収入の割合を増やしていきたいと考えています。

 

農産物を栽培し、農産物を販売し、収益をあげるためには、

ある程度規模を拡大し、

全体の収穫量を増やしていかないことには、

売上は当然上がりません。

 

お米で考えても、無農薬栽培ということで、

仮に 1キロあたり 800円 という高値で販売するとしても、

100キロで 8万円

1000キロで 80万円

3000キロで 240万円

10000キロで 800万円

 

一万キロ くらい 獲れたら、結構な収入になるな・・・

なんて、甘い計算をしてはいけません。

 

これは単純な売り上げですから、ここから

当然経費を差し引いて、収益になるわけです。

 

また、

田んぼの面積当たりで どのくらいのお米が獲れるかということも

合わせて考える必要があります。

 

無農薬栽培ということで、栽培技術の問題もあり、

10アール(一反) あたり、240キロ 獲れたら 順調と考えてみます。

 

一キロ 800円 で売れるとすると、 19万2千円の売り上げ。

 

単純に計算して、

200万円くらいの売り上げを得るには、

田んぼの面積としては、10反(一町)は必要になりますね。

 

そこから経費を差し引いた額が収益になるわけですので、

機械代や燃料費、苗に関する費用など費やした額が大きいほど、

収益は減ります。

 

どの程度、機械代が必要になるかは、

なんとも言えない部分があります。全部を新品で買う必要はないでしょうし、

無料でもらったりすることもあり得るでしょう。

 

手作業を中心にやるから、機械は使わないという考えもありますが、

10反(1町)の広さの田んぼでお米を作ろうと思うと、

たった一人で手作業では不可能です。

 

5畝(一反の半分)の広さの田んぼであれば、

一人で手作業で行うことも可能でしょう。

 

規模の違いというのは、

ものすごく影響が大きいのです

 

田んぼでの稲作の作業を並べてみます。

  • 耕起
  • (畔塗り)
  • 代掻き
  • 田植え
  • 水管理
  • 除草
  • 畔の草刈り
  • 稲刈り
  • 乾燥
  • 脱穀~籾摺り~選別

ざっくり考えても、このような作業工程があって、

少人数の手作業では、行うことは無理です。

体力的に辛いからという理由ではなくて、時間の制約があるからです。

 

お米という植物を育てるわけで、季節に沿って、それぞれの工程には

タイミングがあるので、例えば稲刈りであれば、9月中旬に収穫を迎えるとして、

そこから2週間以内くらいの間には作業を終える必要があります。

農産物は、天気次第というところもあって、

晴れているうちにやってしまわないと、ずるずると長引かせて

途中に長雨でも続いてしまったら、せっかくのお米がダメになってしまうことも

ありえます。

 

結局というか、当然 機械が必要になってきます

「自給自足の暮らし」という範囲では、

規模としては、自分たちが食べる分だけの面積で十分で、

むしろそれ以上は、手を広げるべきではありません。

目指せ!自給率100%!自給自足の始め方#7~お米の自給 その3 お金について~ 

お米作りには、お金も当然かかります。
現実的にはそのあたりどうなのかを検証してみました。
「お米は作るよりも買った方が安い」というのは
本当なのでしょうか。

続きを見る

なぜなら、規模が大きくなってくると、

人手が足りなくなるからです。

その人手不足を補うためには、機械を導入せざるを得なくなります。

 

ひとえに、機械といっても、

お米作りの場合、ものすごくたくさんの機械が必要です。

 

  • トラクター
    • ロータリー
    • ハロー
    • 畔塗り機
  • 播種機(育苗用)など
  • 田植え機
  • 軽トラック
  • 稲刈り機(コンバイン)もしくは、 稲刈り機(バインダー)とハーベスター
  • 乾燥機
  • 籾摺り機
  • 選別機

機械が必要

たくさんの機械がありますが、

中古で安く手に入ったりもします。

 

機械に関して

実は一番の問題になるのが、

「倉庫(作業場)」なのです。

 

様々な機械を購入したとしても、

それらを野ざらしにしておいたら、

あっという間に痛んでしまうし、整備をするにも

草の生い茂る土の上では、整備もままなりません。

 

ですので、

それらの機械を保管しておく倉庫は必須なのです。

 

もっとも、乾燥機~籾摺りなどに関しては、

電気製品で水濡れ厳禁ですし、屋内設置以外に方法はありません。

 

自給自足の暮らし だったら 倉庫はなくても何とかなる

結局は、栽培面積がものすごく大事だということです。

 

面積が多ければ、その分たくさん獲れて、

親戚にも分けてあげられるし・・・

みたいなことは考えない方がいいです。

 

最小限の機械でお米をつくるにあたっては、

限界の面積というものがあります。

 

無農薬栽培、天日干しのお米を育てる場合、

大人一人で、管理できる限界の面積は

一反くらいまでだと思います。(実体験による)

 

目指せ!自給率100%! 自給自足の始め方#6 ~お米の自給 その2~ 

移住5年で、食の自給率ほぼ100%を達成した
こはまファミリーがお届けする、「自給自足の始め方」。
お米の自給について、実体験を元に解説します!後編です。

続きを見る

 

その辺りは、知っておいた方がいいでしょう。

 

 

規模が大きいと何が問題になるのか?

先ほども、書きましたが、

手作業中心、天日干しなどでやるには、

「時間」がかかるため、面積を大きくすると

どうしても間に合わなくなるということ。

 

そうなると、より大きな機械や、それらを保管しておける倉庫などが必要になること。

 

また、無農薬栽培となると、

田んぼの雑草を抑えるための方法が

簡単ではないし、その辺りの技術体系も、

規模が大きくなることで変わってきます

 

手での除草では、追いつかないので、

現実的に不可能になってしまいます・・・

 

また、作業に追われて、

色々な対策が後手後手になってしまうことで、

結局、大失敗してしまうということにも

なりがちです・・・

 

はい。大失敗経験済みです。

 

というわけで、

自給自足の暮らし レベルでの栽培と

農業 というレベルでの栽培では、

全然違います。

 

自分に合った規模での栽培が重要ですね☆

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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