コラム 田んぼ

大豆の無農薬栽培って難しい・・・(3反以上の規模)

  1. HOME >
  2. コラム >

大豆の無農薬栽培って難しい・・・(3反以上の規模)

こんにちは。

自給自足こはまファミリーのこはまたつろうです。

ブログランキングに参加しています。
皆様の応援クリックがブログを書く大きな原動力となります。
どうぞよろしくお願いします。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ オーガニックライフへ
にほんブログ村


田舎暮らしランキング

 

今年は、3反の田んぼを転作して大豆を育てています。

しかしながら、全くもって順調ではありません・・・(涙)

 

大豆の栽培って難しい・・・

家庭菜園レベルで育てるには、そんなに難しさは

感じたことがなかったのですが、

規模が大きくなると、どうしても目が行き届かないというか、

圃場の準備もままならないし、

結構落ち込みました・・・

鹿に食べられた大豆の新芽

 

大豆を3反の田んぼで栽培するには・・・

かなり厳重な排水対策が必要です。

大豆は、畑で栽培する植物ですし、

水田を転作して栽培するには、

排水対策をかなり丁寧にやる必要があります。

 

  • 深い明渠を掘って排水口へつなげる
  • 高い畝を立てる
  • 勾配にも気を付けて、大雨が降っても
    畝間の通路に水が溜まらないようにする

 

ここで問題となるのは、3反くらいの面積になると、

30メートル×100メートル だとすると、

長い方向は片道100メートルもあるのです。

 

その100メートルに適切な勾配をつけて畝立てするのは、

かなり難しいですよね・・・

 

トラクターで畝立てするにしても、

枕の部分は荒れてしまいがちですし、

きっちりやろうと思えば、最終、人力で鍬を使って

整えることになります。

 

そんな時にでも、面積が広いと、

一人でやるのがかなり重労働になってしまって、

心が折れてしまいがちです。。。

 

天気に相当影響を受けます

うちの地域で大豆を植えるのは6月中旬~7月上旬くらいですが、

そのときに長雨が続くと、本当にキツイ…

 

うちの地域の田んぼは、強湿田です。

粘土質の土で、一度大雨で濡れるとそう簡単には

乾いてくれません。

水が溜まった圃場

乾いてくれないと、トラクターや管理機も入ることが出来ないし、

作業ができません。

 

排水が万全でない圃場で長雨が続くと、

うまく育ってくれません・・・

 

また、日照りが続くのも大問題で、

せっかく種を蒔いても、まったく雨が降らないと

やはり芽が出てくれませんし、

花が咲いている時期に、雨が全く降らなくて

潅水が出来ないと、実がついてくれません・・・

 

収穫時には、晴れが必要だったりもするし、

栽培する圃場の条件と、その地域の天気には相当

影響受けることが体感できました。

 

 

鳥獣害がえげつないです・・・

豆類は、直接、種を蒔くと、

鳥にものすごく食べられます・・・

双葉を食われまくります

 

これを防ぐには、大豆の種にピンクや青の色がつくような

農薬をコーティングするという方法はありますが、

無農薬栽培ではなくなりますね・・・

 

家庭菜園レベルだったら、不織布をべた掛けして、

鳥の被害は防げるのですが、

片道100メートルの畝が30本とかあって、

それに全部不織布を被せるのとかは、

現実的ではありません。

 

そして、極めつけが

鹿による食害です。

鹿に食べられた大豆の新芽

 

これに関しては、鹿の侵入に気づいた時点で、

すぐにぐるりと鹿よけのネットを立てたらよかったのですが、

田んぼの除草やらいろいろとあって、後手後手に回ってしまいました。

半分以上の大豆が消えました・・・涙

 

雑草もえげつないです・・・

除草剤つかっていないこともあるし、

種を蒔いてしばらく雨が降らず、その後で

大雨が降って、水が溜まってしまったこともあるし、

まあ、ものすごい雑草です。

 

管理機などで、中耕除草したらよいのはわかっていますが、

なんせ雨続きで、機械が入れません。

濡れている土を触ったら、粘土質の土の場合特に、

練ってしまって、大きな塊になってカチンコチンになるので、

土が乾くまでは、入れないのです・・・

 

3反の規模になると、管理機の後ろについて、行ったり来たりするのも

かなりキツイので、トラクターにつける中耕除草用のカルチなどの

作業機を使う必要が出てきますね。

 

規模が大きくなると、

どうしても乗用の機械を使わないと、厳しくなってきます・・・

 

僕は、手押しの人力播種機のゴンベエで、

3反の大豆の種まきしましたが、長靴だったこともあって、

足に豆が出来ました(;^_^A

 

というわけで、大豆の無農薬栽培って難しいです・・・

前回の記事でも書きましたが、

「農業」で稼ぐとなると、どうしても規模の拡大が必要になってくるのです。

「農的な暮らし」「自給自足」と「農業」は全く別物!!全然違います

自給自足の暮らしを実践してきて8年目です。
規模を拡大して農業にも手を伸ばしてみました。
そこで気づいたことを解説します。

続きを見る

 

その規模の違いというものが、与える影響の大きさは、

本当に大きいです。

 

家庭菜園の自給自足レベルで大豆を育てていた頃は、

大豆は簡単だなと思っていました(笑)

 

実際、肥料やらなくても、大豆などの豆類はある程度育ってくれるし、

さほどトラブルに悩まされたころはありませんでした。

 

ですが、3反という規模になってくると、

結局、目が行き届かなくなってしまって、

気付いた時には時すでに遅しということに

なっていました。

 

いやはや、何事も勉強になります。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

にほんブログ村に参加しています。バナーをクリックしてくださると、励みになります☆

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自給自足生活へ
にほんブログ村


田舎暮らしランキング

よろしくお願いします。

 

 

 

 

-コラム, 田んぼ,
-, ,

Copyright© 田舎暮らし・自給自足マニュアル , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.