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獣害とどう向き合うか？中山間地は獣害が深刻です
私が暮らしている地域は、
山に囲まれています。
山に囲まれた地域
獣害は、近年とても深刻です。
鹿に食べられたトウモロコシの苗
食べられる前はこのような姿（奥のものは一度たべられている）
これは家の目の前にある畑で、
家庭菜園として家族の好きなトウモロコシを植えたのに
鹿に食べられたというものです。
このときは、まだ単独の鹿だったので、
被害は小さかったですが、群れでこられると
色々な植物がほぼ全て壊滅します。
鑑賞用の花だって食べられてしまいます。
明るいときでも鹿はいます
鹿だけでなくイノシシも当然おります。
ビニールハウスの中にイノシシが穴を開けて侵入
サツマイモの種イモを食べられた
お米も食べられる
猪に倒された稲
イノシシは田んぼの中に侵入してきて、
稲を踏み倒しながら、穂先をしごいて食べていきます。
鹿は、苗が田んぼに活着して育ってきたころから、
その苗をかじっていきます。
農作物を育てる上では本当に厄介者なのです。
何故、獣害が深刻になったのか？
今から50年以上昔には、
たくさんの人が暮らしていて、
しかも、多くの人が山に行って
林業に携わったり、日常的に生活用水も
山水を使っていたりしていたので、
多くの人が頻繁に山に足を運んでいました。
つまり、人の圧力が
日常的に山の方にもかかっていました。
それが、今では山に入る人なんて
ほとんどいなくなりました。
そもそも人口も減少して、少子高齢化は加速する一方。
人間の勢力が以前よりも縮小しています。
ですので、山に住んでいた獣たちの勢力が
拡大してきて、里にも平然と出入りするように
なっているということです。
野生動物は、基本的に毎日の食事のために
行動しているといえますので
一度、味をしめると何度でも食べにやってきます。
獣害の対策はあるのか？
現状で、手っ取り早くできることは、
それぞれの動物に合わせた適切な柵を作ることです。
圃場の周りにはネットと電柵
ここの圃場は、これから植えるところなので、
電柵は電気を入れていません。
ですので、草が電柵に触れてしまっていますが、
作物が育ってきたら、草をこまめに刈って、
電柵の電気をいれます。
基本的に、
鹿はネットで防ぐ。
イノシシは電柵、もしくはワイヤーメッシュの金属柵で防ぐ。
ということになります。
でも、本当に面倒くさいんですよ。
草刈りするのに邪魔になるし、景観も著しく損ねる。
僕はハンターもやっていますが・・・
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約2カ月で鹿21頭が獲れた！【猟師4年目の感想】
今期は、約2カ月で鹿21頭、猪が1頭獲れました。
数を重ねながら、手際よく作業ができるように
なってきました！続きを見る
基本的な目的として、お肉を食べるためにやっているので、
そんなに数が獲れませんし、冬の間しか狩猟はやっていません。
同じ場所で連続的にわなを仕掛けて、
鹿は何頭も獲ることはできて、その場合、
しばらくはそこには鹿が来なくなります。
とはいえ、鹿、イノシシを
罠で獲るのはそもそも簡単なことではないし、
時期によって、出没場所も変わります。
一年を通して、
獲りまくったら、多少の効果はあるかもしれませんが、
今はそこまでやれていません。
仕留めた巨大イノシシ
これからも、獣害はあるものとして、
向き合っていくしかないというのが現状です。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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