こんにちは。
自給自足こはまファミリーのこはまたつろうです。
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ここ数カ月、完全にブログの更新が止まっておりました💦
昨年に5人目の赤ちゃんが産まれたこともあって、
発信をすることと距離をおいていました。
ですが、最近、新しく気付いたことも多く、
必要な情報だと思いましたので、記事を書いておきたいと思います。
自給自足から農業へ 自給自足と農業とは何が違うのか?
自給自足の暮らしというのは、
基本、自分達家族が食べる分の食料を作るということです。
お米を作るにしても、
自分たち家族の食べる分だけだったら、
一反ほどの田んぼがあれば十分です。
一方で、農業というと、
作物を作って、それを販売して収入を得るということです。
幾ら収入を得たいのか?という点は、
人それぞれ違いますが、家計の収入の柱の一つにしようと思えば、
100万円以上の売り上げは欲しいところですよね。
そのくらいの金額を農業で生み出そうと思えば、
基本的には規模を拡大する必要があります。
自分たちが食べる分を育てて、余剰の分を
売ればいいというレベルでは到底その金額は達成できません。
仮に自分たちの農産物をブランド化できたとして、一般的な価格の3倍くらいで
売れたとしても、それでも数量を売らないことには、まとまった金額にはなりません。
つまり・・・
規模を拡大するということになります
文字通り、単に栽培面積を増やせばいいだけということなのです。
しかしながら、
自給レベルでも出来たんだから、
「もう少しだけ頑張ればいいだけ」と思いがちなのです。
そこが大きな間違いです。
規模を拡大するということは、
基本的には今まで、手作業で出来ていたことが
出来なくなると思った方が良いです。
何故なら、人力でこなせる範囲には限界があるからです。
例えば、
田んぼでの除草作業で考えてみます。
自給分の1反の田んぼであれば、
一人で除草していても、まあ何日かかけたら
やり切れるかなという感覚がありましたが、
これが、3反の田んぼとなると、
一人では到底できないという感覚に襲われてしまいます。
あまりの広さに、心が折れてしまうのです。
つまり、機械化は避けられません
お米作りの場合、
トラクター、畔塗機、田植え機、コンバイン、乾燥機などなど
規模を拡大するためには、このような機械一式が必要不可欠になってきます。
天日干しをするとしても、栽培面積が1町とかになってくると、
バインダーで刈り取って、天日干しをして・・・というのでは、
時間がかかりすぎて、
刈り取りの適期のタイミングに間に合わなくなってしまいます。
やはり、農業は天候との兼ね合いが避けては通れないですので、
稲刈りなんてものは、晴れが続いているうちに、
片づけてしまいたいものなのです。
ちなみに、ジャガイモやサツマイモの栽培の場合でも、
自給分くらいなら、スコップで掘り上げることはできますが、
それなりに栽培面積が増えてくると、スコップでは肉体的に
厳し過ぎるのです・・・(現代人ですから)
そうなると、トラクターと芋掘り機の作業機が必要に
なってきます。
機械が増えると、保管の倉庫も必要になってきますし、
想像以上に設備投資することになります。
ビニールハウス内で、水菜、ほうれん草などの軟弱野菜と呼ばれる野菜を
専門で育てる場合は、トラクター、種まき機くらいで、何とかなりますが、
安定して収穫して収益化するには、相当の技術と労力が必要になってきますので、
兼業で行うのは、穀物類以上に難しいでしょう。
やはり「たくさん売る」のは簡単ではない
「より高く売る」ということを実現するためには、
農協などに出荷するよりも、個人向けに直接販売する方が
良いのは間違いないです。
個人向けに販売するには、
自分たちで、商品の梱包、発送作業もしくは配達を
しなければなりません。
栽培して、収穫しても大変なのに、
そこからさらにもうひと手間かかってしまいます。
僕自身、野菜の多品目栽培をして、
野菜セットの個人販売をしたことがあります。
一日に5人発送する場合でも、
収穫から、袋詰め、発送作業は、
かなり時間がかかってしまいました。
この辺りも、もう少し規模が大きくなれば、
人を雇うなり、袋詰め~発送のラインをうまく組み立てるなどして、
効率的に行うこともできるでしょう。
中途半端な規模というのが、
実は商売としては成り立ちにくいのかもしれません。
農業は個人事業です
どこかで飲食店を新規出店して
継続して利益を出していくのは、
そう簡単なことではないとは想像しやすいと思います。
小規模農業者も、
そういう飲食店経営者と同じ
個人事業主です。
経営のことって、
自給自足の暮らしでは、
利益をだすわけではないので、
考えなくて済みます。
その延長で、農業を考えるのは良くないです。
自給自足の暮らしと、農業は別物です。
まだまだ、どうすれば農業でやっていけるのか?
ということを実現できているわけではないので、
偉そうなことは言えませんが、
想像以上に大きな壁があることには、
気付くことができました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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