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罠猟師を3年やってみて感じた狩猟の魅力とは?

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罠猟師を3年やってみて感じた狩猟の魅力とは?

こんばんは。

小濱達郎です。

猟期は3月15日までなので、
すべての罠を引き上げました。

今回のテーマは、

罠猟師を3年やってみて感じた狩猟の魅力とは?

です。

鹿肉ローストとお赤飯

 

  1. 狩猟で得られるジビエ肉の「圧倒的な美味しさ」
  2. 「お肉」を食べるということの本当の意味がわかる
  3. 「命」について「自然」について、考え方の変化
  4. 「副業」または「本業」としての猟師の収入面での可能性

 

1.狩猟で得られるジビエ肉の「圧倒的な美味しさ」

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そして、鹿肉は、超柔らかくて、焼いても、揚げても、
炊いても、本当に美味しいです!

 

もちろん、ジビエ肉を扱っている専門店で
購入することができますよ☆

でも、結構いいお値段です・・・(汗)

自分で獲ったら、数十キロのお肉が手に入ります!

2.「お肉」を食べるということの本当の意味がわかる

僕自身、かつては当たり前のように、
スーパーマーケットや、お肉屋さんで、肉を買っていました。

「今日は安いな」とか、「ちょっと高いな」とか、
単なる食材の一つとして考えていました。

でも、実際に狩猟を行い、
自分自身の手で「お肉」を手にする過程を体験して、
わかったことがあります。

それは、

お肉を食べるということは、
生きている動物を(誰かが)殺したのちに、
その動物の肉を食べているということです。

この当たり前の事実と向き合っている人が
どのくらいいるでしょうか。

少なくとも僕は、狩猟をするまでは、
そんなことを考えていませんでした。

 

また、

お肉を食べる状態へ処理することは、とても大変なこと」です。

精肉作業

内臓処理、剥皮、ばらし、脱骨、精肉、と、
調理に使える状態のお肉にするまでに、
多くの過程があります。

全て一人の手でやると、
かなりの時間がかかります。

それなのに、何故、お肉が100グラム100円以下で
売られているのでしょうか?

畜産の工場化、機械化のなせる技です。

しかし、その過程では、
お肉は、「命」ではなく、「モノ」として
扱われています。

そのおかげで、安く肉が買えるのですが、
果たして本当にそれでいいんだろうか?
と考えさせられます。

3.「命」、「自然」についての考えの変化

自分が生きているということは、

別の動植物の「命」を頂いているということです。

ですが、食材を買うことが当たり前になった今、
「命」を頂いている感覚は失われていると思います。

また、狩猟は「自然」相手です。

自然は、豊かな恵みを私たちにもたらしてくれますが、
時に、牙をむくこともあります。

それが「自然」です。

「自然」の厳しさの部分を封じ込めようと、
人工的な壁をつくったり、薬品に頼っても、
自然は常に想定外です。

「自然」の厳しさも受け入れていくこと。

「命」は、もちろん大切ではありますが、
「生きる」ことは常に「死ぬこと」と隣り合わせだということを
忘れてはいけないと思います。

「死」を否定し、目をそらして続けることは、
「生」をいびつなものにしてしまいます。

 

4.「副業」または「本業」としての猟師の収入面での可能性

猟師を続けるには、お金がかかります

僕は、罠を使った狩猟しかしていませんが、
それでも様々な道具、消耗品が必要です。

また、わな猟の場合、
罠を設置してからは、罠の見回りが
日課になります

時間的、肉体的、精神的負担も決して少なくはありません。

ですが、

狩猟はお金を稼ぐことも可能です。

  • 猪や鹿、一頭買いしてくれるお店があります
  • 有害鳥獣駆除の報奨金があります
  • 駆除をしてほしいという需要はあります
プロ猟師は一体いくら稼いでいるのか?

プロ猟師は、猟期の間にどのくらい稼いでいるのでしょうか?
僕が実際に、プロ猟師の方から聞いた話を元に、
まとめてみました。

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腕の良いハンターは、短期間に
多くの獲物を捕らえること出来ます。

猟師の道を究めていくことで、
収入の柱にしてくことも可能です。

 

課題はもちろんあります・・・

一番の悩みの種は、肉の行き先です。

  1. 自家消費をするにも限界がありますし、
  2. 自分で精肉をするのは、とても時間がかかりますし、
  3. 食肉解体処理施設の許可がないと、ジビエ肉を
    流通させることはできません

詳しくは、また別の機会にと思います。

ジビエ肉の自給の現実は?~素人による精肉編~

肉を自給するということは、どういうことなのでしょうか?
僕は猟師をやって、身をもって体感しています。
様々な問題がありますが、目を逸らさずに生きていきたいですね。

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以上、

罠猟師を3年やってみて感じた狩猟の魅力とは?

でした。

 

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