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狩猟には手を出すな!!~僕が狩猟をお勧めしない理由~

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狩猟には手を出すな!!~僕が狩猟をお勧めしない理由~

こんばんは。自給自足こはまファミリーのこはまたつろうです。

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田舎暮らしランキング

全国放送のテレビ番組にも私たちの暮らしが取り上げられました。

2021年 BSのTBS 

全国放送のTV番組でうちの暮らしが放映されました!

うちの自給自足の暮らしが、ついに全国放送のTV番組で
放映されました! これからも応援よろしくお願いします。

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2022年 BSテレ東 にて

全国放送のテレビ番組が無事に放映されました☆~自給自足ファミリー2022春~

「自給自足ファミリー2022春」というテレビ番組に僕たち家族が紹介されました。
Tverというアプリ(サイト)で放映後一週間以内は見ることが出来るようです!
見逃した方は、是非ともご覧になってくださいね♪

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我が家の暮らしが紹介されました!

 

私たちは田舎へ移住して6年目

食の自給自足に関しては、かなり達成できつつあります

 

最近、狩猟をやりたいという人から相談を受けることが
ちょくちょくあります。

そんなときに、僕がお伝えするのは・・・

狩猟には手を出すな!!~僕が狩猟をお勧めしない理由~

ということです・・・

 

特に、獣害を何とか防ぎたいという想いで
狩猟をするのはやめた方がいい
です。

 

農業に従事している方にとって、
獣害による被害は深刻なことが多く、
なんとかその被害を減らしたいという想いから、
狩猟を始めようという方がおられます。

その気持ちは、とてもよくわかりますし、
尊敬に値するとも思います。

 

しかしながら、

個人的に狩猟をすることで、獣害を減らそうと思うより、
柵などを丁寧にめぐらすことに力を注いだ方が確実です。

狩猟は、そもそも、ものすごく時間、お金、体力などを
費やすものだから
です。

そして、猟期の間に、数頭獲ったからといって、
獣害はそんなに減らない
でしょう・・・

一人で何十頭~百頭も、獲れば別でしょうが、
狩猟を始めて、いきなりはそこまで獲ることは
難しいですからね。

罠にかかった鹿

狩猟をする目的が重要です!

考えられる目的としては・・・

  1. 獣害を減らしたい
  2. ジビエ肉を自給したい
  3. 鉄砲が撃ちたい
  4. 賞金稼ぎ
  5. 食育として
  6. 狩猟欲?みたいなもの

などが考えられますが、

1の獣害を減らしたいということを、
大きな目的にはしない方がいいということは、
先ほどお話ししました。

 

2のジビエ肉を自給したい。

 

これが主な目的であったら、狩猟を始めるのはアリです。

美味しいジビエ肉を、大量に手に入れるには、

大枚をはたくか、自分で獲るしかありません。

猟期の3カ月で、一年分の肉を自給することは
十分可能です。

ただ、これに関しては、知り合いに猟師がいれば、
その人から一頭買いをさせてもらうことは可能だと思いますし、
自分で解体すれば、安くて大量のジビエ肉は手に入れられます。

 

 

3の鉄砲が撃ちたい

という目的もわかります。

僕は、鉄砲には興味ありませんが、

実弾入りの鉄砲を堂々と撃つには、
日本では狩猟をするしかありません。

ただ、鉄砲を維持するには、相応にお金や手間もかかりますので、
完全に大人の趣味ということになるかと思います。

 

4の賞金稼ぎ について

狩猟を始めるにあたって、いわゆる猟師としての稼ぎ目当てで
始める人は、少ないようには思いますが、決しておかしな目的ではありません。

プロのハンターになれば、年間で数百万円以上、稼ぐことは可能です。

実際に僕の先輩猟師は、狩猟(くくり罠猟)で数百万円は毎年稼いでいます。

ただ、これに関しては、居住地の条件がかなり大きく作用します。

 

鹿、イノシシを一頭買いしてくれる解体業者が、近くにあること

報奨金の制度が充実していること。

有害鳥獣駆除の報奨金が個人にいきわたるような猟友会であること。

 

この辺りがクリアできる居住地でないと、なかなか厳しいです。

 

あとは、工夫と腕前次第ですが、
「確実に獲れる」ことは仕事になり得るということです。

 

5の食育として・・・

狩猟を通じて、肉を食べるということの意味を
子どもたちに伝えることはできるでしょう。
実際に、解体している様子を見せてあげることで、
何かしら感じるものがあると思います。

もちろん、自分自身にとっても、大きな影響はあると思います。

イノシシの皮むき

6狩猟欲? のようなもの

 

狩猟をしていると、普段の生活では味わうことのできない
ドキドキ感のような感覚が得られます。

自分よりも大きいような野生動物との対峙は、
緊張感もあるし、狙った獲物が獲れた時の、高揚感というのもあります。

魚釣りをして、大物が釣れたら楽しいという感覚に
通じるものだと思います。

 

狩猟にはお金がかかります

特に初期には、道具類を揃える必要があるので、

その初期投資が 20万円くらいはかかると思っておいた方がいいです。

 

基本的に、猟期における狩猟は、趣味という位置づけですので、

狩猟税という税金を払わなければなりません。

 

ある意味、語弊はありますが、娯楽として捉えられているということです。

 

わな猟を始めるにあたって必要なお金の話 その3 解体~精肉編

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狩猟は片手間には出来ないものと思っておいた方が良い

特にくくり罠による猟では、

毎日のように罠の見回りをしなければなりません。

 

この時点で一般的な勤め人には、まずもって無理でしょう。

 

また、

くくり罠は、簡単そうに見えますが、
広い山の中で、動物の脚をピンポイントで
捕らえなければならないので、
そこには、狩猟者の勘や技術が詰まっています。

初心者で、2~3個罠を仕掛けてみるくらいでは、
まずなかなか獲れないです。

そして、獲れない日々が続くと、
毎日の見回りが嫌になってきます。

 

滅多に取れないような状況では、
解体などの技術もなかなか上がってこないし、
いざ獲れた時に、ものすごく時間がかかるので、
それが負担に感じようになり、

「獲れて欲しいような、でも獲れて欲しくないような」

そんな心境に陥ってしまいます。

 

狩猟を続けていくには、
その領域を脱する必要があると僕は思っています。

僕は、やるからには、

毎日一頭は獲れることを目標にしています。

 

実際、2週間前くらいに、4日間連続で鹿が獲れましたが、
それが当たり前だというような感覚でやっているので、
それが負担にはなりません。

 

あとは、当然ですが、

危険が伴います。

生きている野生動物を仕留める際には、当然向こうも暴れますし、

山の斜面など、注意していても滑ってしまうこともあります。

 

僕自身、一度、仕留めたと思っていた鹿が実はまだ生きていて
動いた際に斜面を滑り落ちてきて、それによってけがをしたことがあります。

命がけという部分は否定できません。

 

中途半端な気持ちで、そういったケガのリスクを
カバーできるかどうか?

まあ、やめといた方がいいです。

 

狩猟をやるからには全力を注いでやるべし!

最初のうちは特に、

自分の持てる時間の大半を狩猟に注ぎ込む!

くらいの本気度が必要です。

 

そうやって取り組む中で、技術が上がってきたら、

ある程度、自分の中での狩猟に注ぐエネルギーも
コントロールできるようになります。

僕は、今期は約一カ月で鹿10頭イノシシ1頭獲れたので、

一旦罠を引き上げて、狩猟はお休みします。

今期の鹿の狩猟はやめました~猟が始まって一カ月でもう終わり???~

狩猟やめることにしました!

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そういうメリハリを利かせた狩猟が出来るようになるにも、

とにかく獲れるようにならないことには、どうしようもありません。

僕は、狩猟4年目ですが、

幸運なことに、凄腕の猟師さんとの出会いもあって、

4年で鹿は合計50頭くらい獲っています。

 

全て自分で止め刺しを行い、腹だしも自分で。

 

また、半分以上は、自分で解体し、精肉まで行ってきました。

数をこなすことで見えてくるものがありました。

 

野生動物は、一頭一頭、その肉の状態などが全然違います。

たくさんの失敗も経験していく中で、自分の感覚を成長させることができます。

 

結論 狩猟には手を出すな!ということです。

ここまでの、否定的な内容を読んでも、

それでもまだやりたいという情熱が消えないのであれば、

やってみるしかないでしょう。

 

何かしら、得られるものはあると思います。

 

自分が何故、狩猟をやりたいのか?

 

その理由はとても重要なので、

今一度、自分自身に問いかけてみるところから、

始めると良いと思います。

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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