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【目指せ罠猟師の達人】くくり罠を仕掛けて6日間で6頭の鹿が獲れた方法

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【目指せ罠猟師の達人】くくり罠を仕掛けて6日間で6頭の鹿が獲れた方法

こんばんは。

自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。

少し身体に疲れが溜まっていたようで、今日は昼寝をして
身体を休めました。

【目指せ罠猟師の達人】くくり罠を仕掛けて6日間で6頭の鹿が獲れた方法

僕自身、猟師として4年目でして、
まだまだ経験も少なく、未熟者ではありますが、
今年は、結構な勢いで獲れています。

11月15日に猟期が始まって、
二日間にかけて12個の罠を仕掛けました。

二日後である17日に1頭、
三日後、18日に3頭、
四日後、19日に1頭、
六日後、21日に1頭と、

六日間で6頭の鹿が獲れました。

罠にかかった鹿

たまたま、という可能性は否定できませんが (;^_^A
くくり罠を仕掛ける際の要点についてまとめてみようと思います。

***注意***

11月15日~30日の間では、合計9頭の鹿が獲れました。

なかなかに、一日一頭のペースで獲り続けるのは
僕にはまだ難しいようです・・・

 

くくり罠を仕掛ける際の要点

  1. より良い獣道を見つけるために、広範囲を歩いて調べる
  2. 性能の良い罠を使う
  3. 丁寧に罠を仕掛ける
  4. 罠が踏まれるように、障害物などで誘導する

ということで、特に珍しいことはないかもしれません(;^_^A

***僕はくくり罠の際に、米ぬかなどのエサは使っていません***

1.より良い獣道とは?

山に入って、獣道を探していると、
複数の獣道があることに気が付きます。

その中で、何本かの獣道が合流しているような
道があったりします。

そういう、メインストリートみたいな道で
なおかつ、狭くなっているような場所
に仕掛けると
かなり高確率で獲物がかかります

写真ではわかりにくいですが獣道

獣道には、里へ下りる時の道と、
山すそを横に移動する横道とがあります。

里へ下りる道は、足跡もつきやすいし、
わかりやすいのですが、降りる道というのは、
毎日のように通るとも限らないのです。

また、傾斜であることも多いし、
仕掛けても空弾きしてしまう可能性が高くなります。

とはいえ、里に下りてくる獣たちを
捉えて、捕獲圧をかけたいという気持ちもあるので、
難しいところですが・・・

捕獲の確率が高いのは、横道だと言えるでしょう。

ある程度、平地の空間が広く、木もそこそこに生えていて、
山すその獣道を見つけることが出来たら、
かなり捕獲の確率は高まると思います。

仕掛ける獣道に・・・

  1. 獣のウンチがあること
  2. 色濃い足跡があること
  3. 何本かの獣道が合流していること
  4. 山すその横道であること(特にイノシシの場合)
  5. 降りてくる道の場合は、新しい足跡が多いこと

これらの条件が重なった道というのは、
かなり通る確率が高いということになります。

 

とはいえ、

近所の方に、家の近くを荒らしてくるから
仕掛けて欲しいと言われることもあります。

獣たちは、主に食べるために、里に下りてきます。
食べる食材がある季節にしか通らない道というのも
あったりするようです。

たくさんの罠を仕掛けるべし!

僕自身、狩猟4年目で、まだまだ獣道を見極められるほどには
至っておりません。ですので、
ここかな?と思ったところには、
ドンドン罠を仕掛けていくしかありません!

 

2.性能の良い罠を使う

これは当たり前のことなのかもしれませんが、

既製品の罠は、やはりうまいこと作られているので、
性能の良い罠が多いと思います。

とはいえ、市販の罠でも値段はピンキリです。

一基4000円くらいの罠があるかと思えば、10000円近くする罠もあります。

僕は、自作の罠を使っています

くくり罠の作り方 踏み板編 その2 ~達人の罠を参考に~ 

くくり罠の自作を検討している方へ。
これまでに2期の猟期を経験する中で、
猪や鹿をとらえてきました。
達人の先輩猟師さんのくくり罠を参考に、
弁当箱型のくくり罠を自作しました。
その詳細を記事にまとめました。

続きを見る

なぜならば、罠は壊れるものだからです。

大きな獣が罠にかかると、罠のどこかの部品は、
ほぼ壊れます。

罠の数も必要だし、自分で作ることが出来れば、
修理も自分で出来るし、おすすめです!

 

僕がお世話になっている、罠のプロ猟師さんは、
自分で何度も改良を加えた自作罠を、使っておられます。

かつては使っていたけど、今は使っていない罠もあるそうです。

その方に言わせると、今使っている罠は、
誰でも簡単に獲れる罠だそうです。

ひとえにくくり罠と言っても、
色々な種類があるし、歴史もあります。

何事も、経験しながらわかってくる部分ではありますね。

3.丁寧に罠を仕掛ける

これは、見落としがちなポイントです。

僕の使っているくくり罠は、穴を掘るタイプなのですが、

良い穴を掘ることは、罠の捕獲確率を上げることに繋がります。

良い穴とは?

  • 踏み板部分が、スポッと抵抗なく下に落ちやすいような穴
  • 穴を掘る土台部分の塩ビパイプがしっかりと動かないような穴
  • しっかりとした深さのある穴

穴を掘っていると、木の根っこがあったり、石があったり、

スムーズに穴が掘れないことが普通です。

そんな時に、「こんなもんでいいか」といい加減な穴を掘ってしまうと、
せっかく獲物が踏み板部分を踏んだとしても、罠がうまく作動しなかったりと、
捕獲できない原因になりかねません。

とにかく丁寧に掘りましょう!

細かい木の根っこなどは、ニッパーなどで
切ると良いでしょう。

また、土台となる塩ビパイプを固定するために、
土台の周りの土を指で押し固めるなどの
細やかさも必要になると思います。

 

罠を隠す際には、なるべく細かい土を使用すること

罠が露出しないように、隠すわけですが、
その際に、大きな葉っぱや、杉の葉などを用いてしまうと、
これまた空弾きの原因になりやすいようです。

動物の足と一緒に、大きな葉っぱなどを括ってしまうと、
足がワイヤーから抜けやすくなったりもするようです。

ただし、ねじりばねの場合は、
足を括る位置が高くなるので、
少々のことでは問題ないと思われますが、
押しバネを使う場合は、要注意です。

 

4.障害物などで誘導する

鹿やイノシシなどの動物は、木の棒が横たわっていると、
その棒を跨ぐように歩くことが多いようです。

その習性を活かして、
罠の奥や手前などに、木の棒などを置き、
罠の踏み板を踏んでくれるように誘導するのです。

くくり罠を仕掛けるところ

 

くくり罠をしかけた

上の写真だと、

木の棒を置くことで、その手前に
足をついてくれることを期待しています。

また、右側に石や木の枝などを
ごちゃっと置くことで、道幅を狭めています。

より確実に、そこの罠を踏んでくれるよう誘導するわけです。

わなを仕掛けたところの拡大

 

ただ、この辺りは、まだまだ試行錯誤しているところで、
どのパターンが成功しやすいのかは、まだつかめていません。

そして、いま狙っている賢いイノシシには、
罠を見破られました・・・

警戒心が強いイノシシのようで、
ちょっとした道の変化や、臭いなどに
敏感なのかもしれません。

 

鹿は、視点がイノシシよりも高いということもあるのか、
イノシシよりも罠にかかりやすいような感じがしています。

まあ、うちの近くは、鹿が圧倒的に多いので、
そのせいかもしれませんが・・・

 

くくり罠での猟は簡単そうで簡単ではない!

調子よく罠にかかるときは、
「なんだ簡単だな」とか思っちゃうわけですが、

それが続かないということは、
やはりまだまだ詰めが甘いということだと思います。

実際に、空弾きは依然として多いのです。

くくり罠自体が手作りということもあって、
そこの精度を高めていくことも今後は必要になってくると
思います。

せっかく取り組んでいる狩猟。

少しでも上達していけるように、
知恵を絞りたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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