田んぼ 食の自給

素人が始める無農薬でのお米作り2年目その3~育苗から田植え、その後チェーン除草まで~

こんばんは。
久しぶりに夜更かしです。
小濱達郎(コハマタツロウ)です。

移住してから、2回目のお米作り真っ最中です☆

田植え機を運転しています(右下の緑の丸いのがローラー)

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素人が始める無農薬でのお米作り2年目その2 ~お米の苗のその後~ と 畑の様子

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以前、お米の種まきから育苗途中までの内容を記事にしていました。

今回は、実際に、自分で蒔いたお米の種から苗がちゃんとそだったのかどうか

田植えはどうなったのか、などについて書いていきたいと思います。

田植え直後の田んぼ

 

お米の自家苗は、何とかギリギリ大丈夫だった!・・・はず。

あいまいですいません。汗

収穫するまでは、どうだったのかわかりません。

ですが、

結論から言うと、

自分で育てた苗だけで田植えすることができました!!!

わーい!

昨年は、苗がちゃんと育たなくて、
ほぼすべての苗を譲っもらったことから考えると、
大きな成長です!

田植え当日のお米の苗

田んぼに苗を運びました

 

お米の育苗について、記録、気づいたこと

生育のばらつきはあったものの、大きな病気にもかからず、
15センチ~20センチの大きさの苗に育ったことが良かった!

 

最初の頃は、トラブル続きで、こんなことなら
いっそのこと苗を買った方がいいかもと思っていたけど、
何とか成功したので、がぜん来年もやる気満々になりました。

 

記録 

4月11日  に 種をまいて、

5月15日  に 田植えをしました。

育苗機は使っていません。

畑に平らな場所を作り、苗箱を直置き。

初期はビニールトンネルの中で、

不織布を二重にかけました。

成長に応じて、温度調節など、

あれこれとお世話しました。

 

気づいた点

お米の芽だしは、もう少し丁寧にするべきだと感じた

  • 温湯消毒の後の浸水時間をもう少し長くしても良かったか
  • 来年は、育苗機をどっかから調達してきて、使ってみることも検討
  • お米用のの保温資材(シルバーホッカ、ラブシートなど)は結構値段が高いけど検討するべきか

苗を置く場所は、畑以外の場所も検討

  • 畑での育苗も悪くはないが、ネズミ被害を減らす方法が思いつかない
    (まあ、多少はネズミにかじられても気にしない方がいいかも)
  • プール育苗を試してみる
  • ビニールのトンネルをする場合、トンネルの中でも端の方が寒いため、
    育ちが悪くなりがちで、なるべく端の方には苗箱を置かないようにしてみよう
  • 農業用のビニールハウスを建てたら、ずいぶん楽になりそう

苗箱の底に敷くシートは、プラスチック製のものにするべきか?

  • 今回は、わら半紙と、根はりシートというものを使ってみましたが、
    苗箱の底から根が飛び出して、畑の土のところまで絡みついて、
    苗箱を移動する際に、大変だった。(根もずいぶん切ってしまった)

苗箱の下から伸びた根が、
畑の土と絡まっている

  • 今回は、根が畑の養分を吸い上げていたようで、
    ビニールのシートを底に敷いた場合は、養分は大丈夫なのか?という懸念はある

 

お米作り、田んぼでの田起こし、代掻き、田植えなどについて

記録

今回は、秋の田起こしもせず、春になってから、荒起こしを一回したのち、代掻きをしました。

仕上げの代掻きをしていない状態での田植えでした。

トラクターでの田んぼの作業を、通常の半分にしてみました。

(トラクターの使用料も半額で済んだ)

気づいた点

  • 秋の田起こしもせず、仕上げの代掻きが出来ていない状態での田植えだったので、
    冬に生えた草の塊が残ってしまっていた

スズメノテッポウという草の塊が漉き込まれずに残っていた

 

  • 田植え時の水の量をもう少し減らすべきだった
  • 平らな田んぼに仕上げられなかったため、
    深いところ浅いところがあり、浅いところは、
    雑草が生えやすいようす(平らにするのは難しい~)
  • お米が植わっていない場所が点在してしまっている
    (深いところは、田植え機でうまく植えられていなかったり、水没してしまったり)
  • 田植え機での田植えの際に、ローラーという地面をならす装置を
    使い忘れていたので、次回からは忘れないように。
  • 田植え機の操作は、慣れも必要。田が深いところでは、
    ハンドルを切り過ぎないように。(はまりかけた)
  • もち米を6条だけ植えたの際に、苗箱の入れ替えが
    非常に手間で、時間の浪費だったので、次回からは要検討。

水の管理は、油断禁物。

水口を開けていたら、いつの間にか
かなりの量の水が田んぼに入ってしまったり。

大雨が降ると水路が溢れてしまって、
多量の水が田んぼに入ってきたり。

水を入れすぎたら、減らせばいいという単純なものではないような
気がする。

なるべく水を無駄にしないように、川を汚さないように、
適量の水を入れることを心がけたい。

お米作り、除草について

チェーン除草について

今回初めて、チェーン除草をしてみました。

塩ビパイプとチェーンを組み合わせて作ってみました。

自作のチェーン除草機

田植え一週間後に一回、その4日後に一回、やってみたところ・・・

あまり効果を感じられていません

目で見える状態のヒエなどの雑草(ツンと一本の葉の状態)が

自作のチェーン除草では、抜けなかった。がーん。

 

そして、田植えから約2週間後に田んぼに入ってみたところ、

ヒエなどの雑草が部分的にめっちゃ生えてきています。ひゃー

よーく見ると稲の間に小さな雑草がわんさかと・・・

結局、水田熊手で、ごしごしと土を削り、
除草することにしました。

水草とれ太ビッグ という商品です。

 

非常に軽くて、使いやすいです。

草と共に土を削るだけでなく、
時に泡立てるかのようにがしゃがしゃと
かき混ぜるようにして田んぼを歩き回りました。

一人で5時間ほど作業しましたが、1反の田んぼの
7割くらいは回れたかなという感じです。

やはり、歩き回って、稲に気を付けながらの
作業は時間がかかります。

生えたばかりのヒエが抜けて水面にたくさん浮かんできます。

抜けたヒエが浮かんできます

 

チェーン除草でも、本来は抜けるらしいので、

やはり自作のチェーン除草機のどこかが悪かったのだと思われます。

  • チェーン自体をもっと大きくて重たいものを使うべきだった?
    今回は、チェーンの一つの輪が4センチくらいのものを使いましたが、
    除草効果が薄い原因は、チェーンの重さ不足が一番に疑われます。
  • チェーンの長さが長かった?約30センチほどのチェーンをパイプにくっつけて
    作りましたが、もう少し短い方がよいのか?
  • 一本ずつのチェーンの先にかぎ状の針金とか、何か草がひっかかりやすくなるような
    部品をつけてみたらどうか?(稲も少し傷つけてしまいそうですが)
  • 畔からロープで引っ張るのは、一人では大変なので、一人で普通に引っ張れる人間が二人は
    必要。自分で田んぼの中を歩きながらチェーン除草機を引っ張る場合は、深い田んぼでは
    脚がはまってしまって結構大変。

お米作りでは、除草剤が広く使われており、
僕みたいに、手で除草している人は、周りには
ほとんどいません・・・

除草剤を買うと一反当たり3000円ほどかかります。

お金というよりは、
なるべく自然環境に負荷をかけたくない、
生態系を乱す要因をなるべく作りたくない、
という考えがあるからです。

その昔は除草剤なんてものはなく、
みな人力で除草していたはずなので、
農作業の原点を体感しておきたいという
想いもあります。

いまは、一反の大きさなので、一人でも何とかなりますが、
大規模になってくると、そうはいきません。

大人数でやる方法を考える必要があります。

みんなで作業するのも楽しいと思うので、
来年あたりは、広く声をかけているかもしれません。

 

ということで、素人が無農薬でのお米作りに挑戦して2年目の

田植え前後の記録でした。

 

この先、7月中頃まで除草作業が続く予定です。

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