こんばんは。
自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。
最近は、猟師ネタが続いております。
来たる2021年1月31日は、八木市民センター文化ホールにて、
小濱達郎ファミリーコンサートがあります!
昨日は、その打ち合わせに行ってきました。
幸せな時間を共有できるコンサートにします!
一緒に楽しみましょう!
さて、先日獲れた鹿ですが、
精肉作業が続いています。 でも、なかなか終わらない・・・
最近、夜子どもたちが寝た後に、
夜な夜な精肉作業をしています。
3日の間に2頭の鹿が獲れたので、
精肉作業がなかなか終わりません・・・
精肉作業の手順 後ろ足(モモ肉)の場合
- 骨を抜きます
- 部位に分けます
- 膜や血管、リンパなどを取り除きます
- 真空パックします
- 冷凍庫へ
くくり罠で捕らえた鹿は、
逃げようと暴れた際に転んだりして、
肉が傷んでいる場合があります。
そういう場所は、内出血している感じになります。
特に、くくった脚の付け根辺りは、
大概、血まみれになっています。
そういう部分は、精肉作業で取り除くようにしています。
精肉作業に掛かる時間
上の写真のような、後ろ足を片方を
精肉~真空パックするのに、約一時間かかっています。
慣れている人だと、半分以下の時間で出来そうではありますが、
僕はまだまだ時間がかかります。
後ろ足以外にも、精肉するところは色々あって、
- 背ロース
- 内ロース
- 前足
- タン
- 心臓、肝
- アバラ肉
- 首肉
あたりを冷凍保存できるような状態に
していくことになります。
精肉した背ロースは、
思わず息をのんでしまう美しさです・
一頭分を精肉処理するのに、
現状、4~5時間は費やしています。
今回獲れた、大きなメス鹿は、
脂がまだ残っていたようで、(鹿は夏に脂がのる)
後ろ足の外モモ(おしりの横)に、脂がありました。
焼いて食べてみましたが、
おいしいー!
野生動物の脂身は、家畜の脂身とは全く違います。
しつこくないし、脂身が美味しいんです。
やはり、運動量の違いというか、
健康度の違いはあるんでしょうね。
自由に野山を駆けて生きてきたわけですから、
家畜のように動かず食べ続けてついた脂肪とは、
わけが違うのです。
真空パックの機械は必須です!
大きな鹿が獲れた場合、
15キロ分くらいの肉が一度に
手に入ります。
当然、すぐには食べきれないので、
冷凍保存しています。
その際に、
真空パックの機械が大活躍しています!
僕は、真空パックん という機械を使っていますが、
まあ、真空パックが出来れば何でもよいでしょう!
リユースショップなどでも安く売っていたりします。
ただし!
どんな袋でも真空パックに使えるわけではありません!
真空パックんの場合、専用の袋が売っていますが、
純正品は、お値段も張ります。
というわけで、
僕は裏技を使っています。
- 分厚い真空パック用のビニール袋を買います
(このままでは、真空パックんには使えません) - 三角コーナー用の水切りネットを用意します
- 水切りネットをビニール袋の口のサイズに合わせて切ります。
- ビニール袋の中に肉を入れます。
- 袋の入り口に切った水切りネットを挟みます。
- そして、真空パックの手動真空ボタンを押します。
- 袋の中の肉を動かして、真空がしっかり引けること確認します。
- シールボタンを押します。
以上の流れになります。
純正品の真空パック袋を使った方が、
仕上がりは美しいし、自動モードで失敗なく
真空パックできるし、良いです。
ただ、値段がそれなりに高いです。
あとは、ロール状になっていて、
好きな長さに出来るのですが、
いちいち、袋の端をシールしてからじゃないと、
使えないので、多少手間です。
僕は、クリロン化成 彊美人 XS-2030 という袋を使っています。
一枚当たり、11円なので、氣兼ねなく
使うことができます。
冷凍ストッカーも必須です!
僕は、容量140リットルの、冷凍ストッカーを使っています。
鹿の大きさにもよりますが、真空パックした鹿肉を
詰め込んだとして、鹿6頭分くらいが限界かと思われます。
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今日のひとこと
野菜やお米、そして肉の自給が出来ると、
食の自給率は、ほぼ100%に達することができます。
肉は、本来保存が効く食材ではないのですが、
冷凍技術、真空パックの機械のおかげで、
一年を通じて食べることも可能です。
しかしながら、
狩猟・採集生活を行っていたとされる
太古の縄文時代などでは、
獲れた肉は、みなで分け合っていたと思われます。
当時は、保存する術がなかったはずですから。
どのように分け合っていたんでしょうね。
当時の人たちは、何を想い、考え、暮らしていたんでしょうね。
僕は、一人で何でもやってしまう傾向にあって、
みなと分かち合うということが自然にできにくい性格なのかなと
思っています。
一人であれこれやってみて、培ってきたノウハウは、
このブログなどで発信・公開していきたいと思っています。
楽なことばかりではありませんが、
実際に体験してみたからこそ、得られるものは、
かけがえのないものです。
いま、出来ることを全力でやっていきましょう!
さて、
子どもたちが寝たので、今から精肉作業の続きをしてきます・・・
精肉は続くよ、どこまでも~ 肉の自給の実際
でした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。