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電気の自給を開始! その5 ~再生可能エネルギーという言葉に潜む嘘~

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電気の自給を開始! その5 ~再生可能エネルギーという言葉に潜む嘘~

こんにちは。

自給自足こはまファミリーのこはまたつろうです。

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食の自給、山水の自給、薪生活などを実現してきた
こはま ファミリーですが、

この度、電気の自給への一歩を実現することができました!

 

~再生可能エネルギーという言葉の嘘について~

ソーラーパネルを倉庫の屋根の上に設置し、

電気の自給だ!と意気揚々とやり始めました!

 

しかしながら、ソーラーパネルによる自家発電をやってみたからこそ

氣づけたことがありました。

 

それは、ソーラーパネルでの発電における課題の多さです。

 

まずは、発電の不安定さに関してです・・・

  1. 晴れている昼間しか発電しない
  2. 昼間でも、雲がかかれば発電量は落ちる
  3. 夕暮れ時は発電が落ちる
  4. 夜は全く発電しない
  5. 雨の時や、曇りの時は、発電量がわずかになる

これらのことは、太陽光発電なんだから、
当たり前のことだと思われるでしょうが、
要するに、発電量が不安定であるということが、
一つの特徴です。

 

世の中には、あまりにも原発が憎すぎて
それがゆえに、原発を運用している電力会社のことが
大嫌いになってしまい、
その会社から電気を買いたくない!という想いが大きくなり、

自然エネルギーを推進している電力会社へ切り替えたり、
自家発電で、電力会社からの電線を切り、オフグリッドだ
意気込んでいる方もおられます。

 

そのこと自体は、人それぞれの考え方があるので、
構わないのですが・・・

 

重要なこととしては、

自然エネルギー、再生可能エネルギーなどと言われているような発電方法だけでは、

安定して電力を供給することは出来ないということです。

 

自然エネルギーの代表格として有名な太陽光発電と例にあげてみると、

先ほども説明した通り、発電量が不安定だという事実があります。

 

メガソーラー発電所のようなものが、いくら増えたからといって、
既存の火力発電所を減らしたりすることはできないということです。

なぜなら、雨の日や、夕暮れ~夜明けまでは、
メガソーラー発電所は、電気を生み出してくれないからです。

何万キロワットという規模のメガソーラー発電所があれば、
確かに晴れている昼間は、そこで発電する電力で、
かなりの地域の電力を賄えるでしょう。

ですが、雨降りの日は、何万キロワットを誇るような
メガソーラー発電所でも、その発電能力の数%くらいしか発電しないのです・・・

つまり、

雨の日の電力をカバーするための
バックアップとなる発電所が絶対に必要
です。

その発電所では、出力のコントロールが容易であることが重要で、
突然の雨などで、ソーラー発電所の発電量が落ちたときに、
瞬時に出力を上げられる必要があることになります。

ですが、そんなに都合よく、
瞬時に発電量を変化させることは難しいでしょう・・・

ある程度、普段から多めに発電しておいて、
突然、メガソーラー発電所からの電力供給がなくなったときでも、
電力の供給不足(停電)が起こらないようにしなければなりません。

 

とはいえ、電気は基本的には簡単に貯めておくことができないものだという

現時点での大きな問題があります。

 

電力の安定供給を目指す側としては、

晴れている昼間のメガソーラー発電所に合わせて、

火力発電などのパワーを下げてしまうと、

いざという時(突然の曇天や降雨時)に電力供給に支障をきたす可能性がでてくるため、

晴れている昼間とはいえ、火力発電などの発電量は下げにくいのです。

 

 

我が家の発電状況について

我が家では、倉庫の屋根の上に、

ソーラーパネルを16枚設置しています。

一応、規格では4.4キロワットの発電能力があることになっています。

日当たりの倉庫の良屋根の上にソーラーパネル

晴れている昼間は、発電した電気をかなり捨ててしまっています・・・涙

 

晴れている午前は、発電量が多く、3キロワット以上発電できます。

 

家で一度に使う最大の電力使用量を考えても、2キロワット少しくらいです。

ホットプレート、掃除機、湯沸かしポット、オーブン、ドライヤー、電動工具などの

どれかを短時間使うという感じです。

同時に消費電力の高いものを使うと、ブレーカー(20A)が落ちます・・・

 

 

僕の家では、鹿肉の保存用に、業務用冷凍庫、玄米の保存のために、
玄米保冷庫、台所に家庭要冷蔵冷凍庫があって、

それらは24時間稼働しています。

あとは、電灯類、パソコンなどが主な電化製品です。

 

もちろん、蓄電池を置いているので、

余剰電力で、充電していますが、

我が家のバッテリーの容量が5kwhほどしかないので、

2時間もあれば、満充電になってしまいます。

 

バッテリーを増やせばいいという話かもしれませんが、

5kwhのバッテリーで、15万~20万円近くかかってしまいます。

 

いくらバッテリーを増やしたところで、

晴れた日が続いた場合、夜間に消費する電力量が変わるわけでもないですし、

バッテリーはどのみち、すぐに満充電になってしまいます

 

もっとも、雨の日が続いた場合のことを考えると、

バッテリーの容量が大きいと、自家発電の電気でまかなえる安心感は増えますが、

 

晴れの日が続いたら、すぐにフル充電できてしまうことには違いないので、

結局、ソーラーパネルで発電できる電気を家庭内で全て余すところなく

使うということは、難しいのが現実です。

 

ただ、それはあくまで一般家庭の話なので、

商業施設であったり、人が集まるような施設で、

日中の電力使用量が、普通に数十キロW~数百キロWのような場合だと、

その電力使用量を超えない範囲内でソーラーパネルを設置することにより、

晴れている時、設置したソーラーパネルが生み出してくれる電気を

余すところなく消費することが出来ます。

 

 

ソーラーパネルで発電した電気を売ればいいじゃないか?という話は・・・

これは、もちろん可能ではあります。

我が家のように、ほぼDIYで設置したような場合でも、

ちゃんと申請して、審査に通るようにすれば、

売電契約は可能だそうです。

 

確かに、売電することも出来るとは思いますが、

売電した電気が、有効に使われているかどうか

という部分にも、実は問題があります。

 

そもそも、電気は

それぞれ電信柱の上にある

電線を伝って流れてきますが、

家庭内でつかわれる100Vや200Vの電圧で

電気を送っている訳ではありません。

 

発電所から送る電気は、27万5千ボルト~50万ボルトという

超高電圧に昇圧して送られています。

電圧が高い方が、送電時の置けるロスが少ないのです。

 

その超高電圧の電気が

各電信柱では、6600Vまで

電圧が下げられた状態で送電されています。

 

その6600Vの電圧の電気は、

電信柱の上にある、トランスという変圧器で

100Vに落とされて、各家庭に電気を送っています。

 

ソーラーパネルで発電された電気が、
6600Vの電圧のところまで逆潮流して、
他の必要なところへ流れていくのか

というところは、微妙だと言われています・・・

 

ですので、売電できたとしても、

トランス以下の100Vで送電している

ごく近所の方にのみ電気が流れるということになると思われます。

 

うちの場合は、近く20kWほどのソーラー発電所があって、
そこは売電専用なので、もし仮にうちが売電をしたとしても、
その電気が、どこまで使われるのか、微妙だということです・・・

 

 

四国電力のHP

では、色々とわかりやすく自然エネルギーといわれる
電気のことについても書いてあるので、参考になると思います。

 

日本という国全体では、電力エネルギーの自給率は低い・・・

火力発電が中心の現状では、

その燃料である、石油や天然ガスは、輸入に頼っています。

 

原子力発電にしても、その燃料は輸入です。

 

また、エネルギーの問題になると、

いつも声高に叫ばれるのが、

二酸化炭素が温暖化の原因だから、良くないという話です。

 

ですが、

そもそも、

  • いつに比べてどのくらい温暖化しているのか?
  • 温暖化しているとしたとして、その原因は二酸化炭素が本当に中心なのか?

温暖化の根拠として、
二酸化炭素だけを悪者にして
それさえ減らせば他はOKというような
へんてこな流れにはストップをかけるべきでしょう。

 

そういう意見を主張している科学者の方もおられます。

 

ここまで科学技術が進歩して、

電気や石油なくしては、社会が成り立たない状況で、

いきなりなくすということは、無理でしょう。

 

どんな未来を描くのか?

 

現実、世界の中の日本という国が、

どう生き残っていけるのか?

 

視野を広く、考えていくことが大切だということが
よくわかりました。

 

これからも、勉強ですね☆

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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