こんばんは。
自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。
冬は、シンガーソングライター猟師になっています・・・
11月15日の猟期開始から、2月14日までの3カ月間で、
鹿17頭、猪1頭 が獲れました。
とても幸運なことに、プロの猟師さんに
色々と教えていただいくことが出来ています。
プロ猟師直伝！自作くくり罠の仕掛け方のコツは？
- 最低でも、半日以上かけて、山を歩き回ること
- その際、地形を確認
- 柵、金網などの位置を把握すること
- 獣の痕跡を追いながら、獣の痕跡がより濃い場所の候補を洗い出すこと
- 管理されている植林はなるべく避ける（イノシシがかかった場合、木が傷む恐れ）
- 罠にかかった後、獲物が傷みにくそうな場所を選ぶ
（崖の近くなんかだと、下に落ちて死んでしまう恐れあり） - イノシシと鹿では、通りやすい場所が違う
- 罠の場所を決めたら、丁寧に穴を掘る
- 一穴入魂！なるべく空弾きしないように心がける
- 塩ビパイプの枠を埋めるための穴は、最低でも15センチの深さを確保
- 地中の木の根っこなどは、剪定ばさみや、ノコギリで綺麗に処理する
- 踏み板部分を実際に落としてみて、スムーズに落ちるか動作を確認する
- セットした踏み板部分には、「土のみ」を被せるべし
- 杉の葉や、落ち葉などを多く被せると、ワイヤーがすべって
空弾きする可能性がある - 穴を掘った際の、色の違う土は、露出しないように落ち葉などで隠すこと
- 杉の葉や、落ち葉などを多く被せると、ワイヤーがすべって
- 仕掛けた罠を踏んでもらうために、積極的に誘導すべし
- 跨ぐための木の棒などを置くことはもちろん
- 罠の穴の左右にも、石などの障害物を置いたり
- 道がそこそこ広い場合は、木の枝などで道の一部を封鎖したり
- 罠の部分に、足を置かざるを得ないような状況を人為的に作り出す
- 標札は忘れずに。目印になるような目立つ色のテープなども併用する
太い木の根っこはのこぎりできります
横からちょろっと見えているような
細い根っこも、この後、ちゃんと処理しました。
塩ビパイプの枠の厚みが5センチですので、
15センチ掘るのは、結構大変です・・・
穴掘りには、金テコ（ミニてこ）を使いましょう！
スコップでは無理です。
金テコは、長さが色々ありまして、
僕は30センチの長さのものですが、
プロ猟師さんは、もっと長い60センチくらいの長さのものを
使っています。
その方が、楽なんだと思います。
また、ビニールシートのような敷物を敷いて、
地面にお尻をつけてどっしり座って穴を掘るといいでしょう。
どこに罠が設置してあるでしょうか？
山と集落の間に金網が張り巡らされている場合
罠を仕掛けるのは、原則として、
金網の外側、つまり山側です。
もっとも、金網は、イノシシなどによって破壊されたりするので、
その部分から出入りはしていますので、金網の内側でももちろん
獲れることはあります。
でも、やはり金網の外側の方が、
獣の数が多いと思われます。
自分の目で見て、肌で感じるべし
いくら言葉で語っても、実際に山を歩いてみて、
罠を仕掛けてみないことには、始まりません。
可能性のありそうな場所は、
とにかく歩いて、獣の痕跡を探しましょう！
そして、
たくさん罠を仕掛けることも必要です！
良さそうな場所が見つかれば、
その周辺に5～6個は仕掛けてもよいと思います。
罠1，2個ずつを、たくさんの場所に
仕掛けると、見回りが大変になります。
車を停めてからの、乗り降りが多いと、
それだけ時間を食うことになります。
絶対に、獲ってやる！という強い意志が必要です。
あわよくば獲れたらいいな、
くらいの感覚では、どうしても甘えが入ってしまうし、
中途半端になりがちです。
やるからには、期間を絞ってでも、
徹底的に取り組むと、見えてくるものが必ずあるでしょう！
最後まで読んでくださってありがとうございました。
