自給自足といえば・・・
まず思いつくのが食料の自給ですね。
今回は、
わな猟によって、
野生動物のお肉(ジビエ)の自給を目指す上で
必要なお金についてお話しします。
わな猟を始めるには、様々なハードルがあります。
- 狩猟免許の取得
- 狩猟登録(この時点でハンター保険への加入が不可欠で、何のツテもない場合は住んでいる地域の猟友会へ入るしかない)
- 猟に必要な道具の準備
- わな猟の道具(くくり罠や、箱罠など)
- 止め刺しの道具
- 解体の道具
- 保存の道具
- わなを仕掛ける技術や、解体の方法などの情報収集
- 時間的余裕と体力、精神力
それぞれにおいて、
一体どのくらい お金 がかかるのでしょうか?
自給自足の暮らしといえば、
お金から解放された自由な暮らしというイメージがありますが、
実際は、そんなことありません。
作物を育てるにしても、農業資材や道具が必要だし、
時には機械も必要かもしれません。
なるべくお金をかけずにやっていきたいと、
僕自身は思っていますが、
どのくらいお金が必要なのかを知ることは
重要です。
わな猟の 免許取得にかかった費用
- 証明写真 800円 よくある証明写真の機械で撮りました。
- 診断書 5000円 精神科のある病院で診察を受けて、診断書を出してもらいます。
- 事前講習会 12000円 + 現金書留代 543円
- 免許交付手数料 5200円
以上 23543円 + 試験会場や講習会場への交通費など
ちなみに、試験は簡単でした。
事前の講習会を受ければの話ですが・・・
その講習会で、テストに出るところを教えてもらえます。
それをきちんと復讐して記憶しておけば、まず大丈夫です。
![](http://jikyujisoku-money.com/wp-content/uploads/2019/12/わな免許.jpg)
とはいえ、数時間は勉強したと思います。
この狩猟免許の取得にかかった費用ですが、
自治体によっては、あとで全額補助してくれるところもあります。
僕の住んでいる南丹市も、ある条件を満たせば、
免許取得にかかった講習会費、免許取得費を返金してくれます。
その主な条件とは・・・ 免許取得後、地元の猟友会に入会し、有害鳥獣駆除隊員として活動を継続することです。
僕は猟友会には入りませんでした。
ですので、免許取得にかかった費用は完全に自己負担でした。
猟友会に入らずに、猟を始めるというのは、
初心者のハンターとしては、かなり珍しい方だと思います。
それは、とてもラッキーな出会いがあったからでした。
一般的には猟友会に入らないと、ハンター保険に加入できないので、
狩猟者登録ができず、狩猟を始められません。
僕自身も、最初は、猟友会の門をたたきました。
電話番号を調べて、地元の猟友会の会長さんに電話しました。
自身のわな猟免許のコピーを持っていったりもしました。
しかしながら、僕の地元の猟友会では、
入会金に6万円 必要だと言われたのです。
僕は、入るのを諦めました。高すぎると感じたのです。
猟師をやったことがない僕が、
猟師を始めたとして、ずっと続けられるかどうかもわからない中で
その値段は厳しいと感じました。
この部分は、
狩猟を始める際の、大きなハードルに
なっていると僕は感じます。
僕の周りの若い人で、狩猟免許は持っているけど、
実際に猟はやったことがないという人が、結構います。
それもそのはずです。
狩猟者登録をして、出猟するには、
・猟友会に入る。
もしくは
・独自に狩猟の団体を作っている猟師さんと繋がって、
そこのメンバーに入れてもらって、
ハンター保険へ加入させてもらう。
そのどちらかしかありません。
わな猟の狩猟者登録にかかる費用(個人で申請した場合)
- 狩猟者登録費用(わな) 10000円 (手数料1800円+狩猟税8200円!)
- ハンター保険の保険料 1700円 (個人賠償責任保険 対人対物1億円 団体割引適用)
- 証明写真代 800円 (これは、スマホでも工夫すればもっと安くできる)
合計 12500円
狩猟をするのに、狩猟税という税金を払う必要があるんですねー!
かつては、狩猟というのは、狩りを楽しむといった、
娯楽的要素が高かったのかもしれませんね。
今の有害鳥獣による農作物の被害を考えると、
狩猟税の在り方も、考え直す時期だと僕は思いますが・・・
この費用は、狩猟を続ける場合、毎年必要になってきます。
また、都道府県をまたいで狩猟をする場合は、
狩猟者登録費用は、その分、増えることになります。
5つの都道府県で狩猟者登録をしている方がいて、
その場合は、狩猟者登録費用が 1万円×5=5万円 かかることになります。
ちなみに、僕の住んでいるところで、猟友会に入会して、
狩猟者登録をする場合は、費用はどのくらいになるか試算してみました。
わな猟の狩猟者登録にかかる費用(猟友会に入会した場合)
- 狩猟者登録費用(わな) 10000円 (手数料1800円+狩猟税8200円)
- 猟友会の入会金 60000円 (一般的にはもっと安いと思われます)
- 猟友会の年会費など(ハンター保険料込) およそ10000円
合計 約80000円! えー!高すぎ!
この時点で、
12500円と 80000円 では随分違いますね(汗)
これは、僕の地域での話ですので、一般的には、
- 狩猟者登録費用(わな) 10000円 (手数料1800円+狩猟税8200円)
- 猟友会の入会金 10000円
- 猟友会の年会費など(ハンター保険料込) およそ20000円
合計 約40000円 くらいが相場ではないかと。
猟友会に入って、3年ほど出猟を継続すると
有害鳥獣駆除の隊員になることが出来るようです。
そうなると、狩猟者登録費用は、猟友会が負担してくれたりして、
毎年の狩猟者登録費用の負担はずいぶん軽くなるようです。
あとは、ぼくの地元の猟友会だと
年に一回、豪遊旅行に参加出来たりもするそうです。
有害鳥獣駆除の隊員になれば、通年で狩猟をすることはできますし、
駆除費の名目で、一頭捕まえるあたりいくら、という感じで
お金がもらえたりもします。
長い目で見ると、
猟友会に入って、地元の猟師さんたちと
仲良くやっていくという選択肢もありますね。
まとめ 免許取得~狩猟者登録までにかかる費用
猟友会に入らない場合・・・ 約36000円 (ハンター保険に入れてもらえる機会に恵まれた場合、可能)
猟友会に入る場合・・・約63000円~113000円 (免許取得費用に自治体の補助がない場合)
・・・約46000円~96000円 (免許取得費用に自治体の補助がある場合)
さて、これでいよいよ、わなを仕掛けることができるようになりました!
次は、わな猟で使う道具について、またその金額についても触れていきたいと思います。
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