コラム 薪ストーブ

【移住して薪ストーブの導入を検討している方へ】失敗しない薪ストーブの導入手順

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【移住して薪ストーブの導入を検討している方へ】失敗しない薪ストーブの導入手順

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この冬は雪が多く、美しい雪景色が見られました。

外は大雪で寒いですが、家の中は、薪ストーブでぬくぬくです☆

【移住して薪ストーブの導入を検討している方へ】失敗しない薪ストーブの導入手順

田舎へ移住を希望している方の中には、

薪ストーブの導入を検討されている方が多いのではないかと思います。

  1. 薪という、持続可能で、地産地消の可能なエネルギー源
    暮らしに取り入れたい!という想い。
  2. ゆらめく炎を眺めたい・・・
  3. 薪ストーブで快適な居室空間を実現したい・・・

炎を見られる喜び

薪ストーブに対する想いは人それぞれですが、
僕の場合は、上の1と3辺りが導入にあたっての、
大きな動機になりました。

 

薪ストーブの導入にあたって

薪ストーブは、石油ストーブや電気ストーブとは違って、
どこにでも気軽に導入できるものではありません

導入にあたり、
注意するべき点はいくつかあって、
とりあえず勢いで購入してしまって、
結局あまり利用できないままに、物置になってしまう、
という場合も知っています。

注意ポイント

  1. 導入の目的を見極める
  2. 導入の予算
  3. 設置場所&煙突の問題
  4. 燃料である薪の確保について
  5. メンテナンスにかかる手間暇

この辺りを、整理しておくことは重要だと思います。

炎は癒し

 

1.導入の目的を見極める

最初にも書きましたが、

何を一番の目的にするかは重要です!

それによって、

どんな薪ストーブを選ぶかが決まってきます。

 

僕の場合は、

  • 田舎暮らし初心者(移住当時36歳)
  • 築120年の古民家へ移住、しかも賃貸
  • 初期の導入にはなるべくお金をかけたくない
  • 薪ストーブで調理もガンガン行いたい
  • 燃料の確保も自力で行いたい
  • 手間暇かけるのはOK
  • 山の中の古民家はとにかく寒かったので、
    しっかりと暖を取りたい

振り返って見ると、こんな感じでした。

 

ハッキリ言って、薪ストーブのことなんて、
ちゃんと知らなかった。

でも、とにかくやってみたかった!
そんな感じでした。

 

そういうことですので、
初期導入費用は、なるべく抑えたかったのです。

うちは、夫婦と子ども4人で、
将来的に養育費もバカにならない予測は出来るので、
むやみに贅沢は出来ないという事情もあります。

そこで選んだ薪ストーブは・・・

ホンマ製作所の時計型薪ストーブ でした。

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2.導入の予算

まず、
薪ストーブを導入するにあたっての、一般的な相場を知っておくことは
重要でしょう。

薪ストーブ専門店などで、
薪ストーブ本体の購入をして、
設置場所の耐火仕上げ、煙突の設置工事など、
全て依頼した場合は、

最低でも100万円くらいの予算は見ておく必要があります。

薪ストーブ本体の値段はピンキリなので、
1万円以下の安いものから、100万円以上する高価なものまであります。

大きなガラス窓がついていて、
デザイン性も高く、
燃焼効率も追求したような薪ストーブは、
値段が高い傾向にあります。

蓄熱性の高い、鋳物製の薪ストーブとなると、
最低でも5万円くらいはすると思います。

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薪ストーブ導入は、煙突が肝心です!

煙突の値段は、薪ストーブ本体よりも高いと思って間違いないです。

設置工事までを考えると、条件にもよりますが、50万円以上かかると
考えておいて間違いないでしょう。

煙突は、その太さ(口径)と、シングル煙突か二重煙突かによって、
値段が大幅に変わります。

性能としては、
口径が大きく(150ミリ以上)で、二重煙突である方が断然良いです!

ただ、その分、値段は高くなります。

また、

  • 煙突を薪ストーブ本体から、屋根の上までまっすぐに伸ばせるのか
  • 煙突を壁から外にだしてから(横引き)、上に伸ばすのか

この二つでも、煙突の設置値段が大きく変わってきます

3.設置場所&煙突の問題

これは、先ほどの予算のところでも触れましたが、

どこに設置するのかは、非常に重要です。

家の中心を見渡せるような場所に設置して、
家全体を温めることが出来たら最高ですが、

移住先の物件が、それに適した間取りである可能性は
低いでしょう。

うちの場合は、田の字型の間取りで、全て和室!

色々考えた結果、一番よく使う居間と食卓のある部屋の
窓際に設置することにしました。

煙突の横引きが長くなると、うまく燃やすことが
難しいということは知識として知っていました。

ただでさえ、うちの家は軒が深くて、
壁から煙突をだしたとしても、すぐには上にいけなくて、
2メートルくらいは横に伸ばす必要がありました。

導入一年目は、失敗の連続!

なるべく安く!ということを掲げていたので、

煙突の太さも、一番小さいもので、さらにシングル煙突を
選びました。

すると・・・

すぐに煙突に煤が溜まってしまって、
煙が逆流して部屋の中が、煙だらけになってしまったり・・・

思い出しても、恐ろしい・・・

その年は、2~3週間に一回は、煙突掃除をしないと、
まともに使えませんでした。

二年目以降は、煙突を取り替えました

すると、一冬(約6カ月の間)、一度も煙突掃除をすることなく、
うまく燃えるようになりました。

  • 全ての部分の煙突の口径を150ミリに変更
  • 屋外の煙突は自作の二重煙突へと変更

煙突は太さが肝心です!

 

4.燃料である薪の確保について

薪ストーブには、良く乾いた薪がたくさん必要です!

冬の時期、ほぼ毎日、朝から晩まで薪ストーブを使う場合、
1シーズンで、軽トラック20杯分くらいの薪があった方が
安心です。

ものすごい量ですよね・・・(汗)

軽トラックの荷台に薪を積んで運んだところ

 

僕は、すべての薪を自力で、山などに取りに行っていますので、
薪を購入したことはないのですが、
もし薪を全て購入した場合は、かなりの高額になります。

薪を購入する場合

  1. すでに割ってあって、乾燥している薪
  2. 原木のまま

上記のいずれの場合でも、木の種類によっても
値段は異なってきます。

針葉樹(杉や檜)は安くて、
広葉樹(コナラやクヌギ、樫など)は高いです。

杉とクヌギでは、同じ体積での重要が全然違います。

クヌギは重たいのです。

クヌギなどは、ゆっくり長く燃えてくれて、
熾火も長持ちします。

一方、杉などは、火付きも良く、
勢いよく燃えてくれますが、燃え尽きたあと、
熾火があまり残りません

要するに、木の種類によって、
薪の値段が全然違います。

軽トラック20杯分くらいの量の薪を購入するとして、

割って乾燥してある薪を買うと、
20万円以上は軽くかかると思います。
(購入先によって値段も違う、
重たいので、送料はバカ高くなる)

森林組合などから、
原木のまま購入したとしても、
10万円以上はかかるでしょう。
その場合は、チェーンソーで切って、
薪割りをしなければならない。

ものすごい量の薪(これで10万円分くらい?)

 

自分で伐り出した場合、材料費は無料ですが、
手間暇とチェーンソー。薪割斧などの道具が必要です。

薪割り

 

そして、いずれの場合においても、

薪が雨に濡れないように、
屋根のある薪置き場が必要です!

かなり減ってしまった薪棚の様子

家の周囲に、たくさんの薪を置いておける場所を
設けることも、ある意味、必要条件です!

 

つまり・・・

薪の確保を甘く見てはいけない

ということです。

 

ただし

  1. 自由に木を使える山がある
  2. 建築廃材や造園業者の剪定枝が手に入る

などの場合は、薪の確保がかなり楽になります。

街中に行けば、薪ストーブを使っている人なんて
ほとんどいないので、廃材や剪定枝などが豊富です。

逆に、田舎では薪ストーブを使っている人は
そこそこいるし、人口が少なく、業者も少ないため、
廃材などを集めるのも、ちょっと難しくはなります。

 

5.メンテナンスにかかる手間

しっかりとした煙突の施工を行えば、
煙突掃除は冬の間にする必要はないでしょう。

しかし、

薪を燃やせば、ストーブの中に灰が溜まっていきます。

定期的に、その灰を取り出す必要はあります。

(その灰は、野菜の肥料になります)

 

薪を常にストーブの傍に運んでくる必要があります。

(筋トレになります)

 

火をつけるのも、コツがいります。

(スイッチ一つでは着火しません)

 

まあ、この辺りは、薪ストーブの醍醐味の一つと
言ってもよいと思いますが。

ある程度、薪を運べるだけの体力、筋力は
最低限必要ですね。

 

まとめ

以上、薪ストーブを導入するにあたっては、
検討しておくべき課題があります。

どの課題も、工夫次第で、
うまくクリアすることはできますので、
しっかりと現実問題を見つつ、
取り組んでいくことが大切だと思います☆

 

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