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お米を製粉して、笹を採ってきて、ちまきを作りました。その1

こんばんは。

小濱達郎(こはまたつろう)です。

6月の半ばになると、ちまきを作りたくなるのです。

中華風のちまきではなくて、
お団子を笹でくるんだちまきです。

僕には鳥取のおばあちゃんがいるのですが、
僕が子どもの頃、毎年ちょうどこの時期になると、
ちまきをたくさん送ってくれていました。

それが、美味しいのなんの

今はもう、おばあちゃんからちまきを
送ってもらうことは、なくなりましたが、
数年前、父親が鳥取から熊笹を採ってきて、
ちまきを作っていて、その時、
作り方を教えてもらいました。

ですので、
今から紹介するちまきの作り方(笹の包みかた)は、
鳥取の東伯郡琴浦町(東伯町)のおばあちゃん家流です。

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今回は、自ら育てた無農薬、天日干しのお米を製粉するところから!

ちまきの中身は、いわゆるお団子なので、
今までは、市販の団子粉や、道の駅などで、米粉や餅粉を買ってきて、
それらをブレンドしたりして作っていました。

今年は、去年初めて収穫できた自分で育てたお米を使うことにしました。

除草剤など農薬を使わず、手で草を取り、手で刈り取って、天日干し。
その後も、足踏み脱穀機を使って、人力で脱穀した、思い入れの深いお米です。

お米を粉にするには・・・

石臼とか、製粉機とか、粉にするための道具が必要ですね。

実は、家には、小さな電動の石臼があるのですが、
お米はとても固くて、なかなかうまく粉になってくれません。
そして、半端なく時間がかかります。

そこで、南丹市の八木町(わが町!)にある、
朝日製粉所というところに、持ち込みのお米を
米粉にしてもらえるのかどうか、問い合わせてみました。

すると・・・

「ダイジョウブですよ。」

とのことでした!

ただし、30キロ以上の量の持ち込みに限るということでした。

小米もまとめて製粉してもらえました!

自家製のお米は、
もみすり機でもみすりをしたのですが、
その際に、お米の選別機にもかけているので、
一定以上の大きさ以下の、小さいお米は、
別途選り分けられます。

その小米が、結構たくさん出るのです。
育て方の良し悪しにもよるとは思いますが、
今回、約22キロの小米がありました。

食べる用のお米を約10キロ足して、
合計30キロ強を持ち込んで、製粉してもらいました。
納期は一週間でした。

自家製無農薬米の米粉が24.2キロ手に入りました!

業務用の米粉の袋!

梅雨の時期に差し掛かり、
少々、虫(コクゾウムシ)が沸いていたのと、
小米であったこともあり、精米、製粉する過程で
量は減ってしまいましたが、
真っ白な粒度の細かい米粉に仕上がっていました

真っ白なさらさらの米粉!

自家製米粉100%でのちまき作り

今回は、この米粉100%でちまきを作ることにしました。

ちまき 約100個分 (1個当たり50~55グラム)

米粉3キロ 砂糖 160グラム 塩 10グラム
お湯 少しずつ入れて捏ねながら(2リットルくらい、適当)

もう少したくさん砂糖を入れても良かったかなという感じでした。

今回、米粉100%だったので、
冷めるとすぐに固くなってしまいました。

砂糖を多く入れた方が、団子の柔らかさは長持ちするはずです。

また、
水分も少な目にしてしまったので、もう少し入れても良かったかな。

 

ちまきを作るにあたって、もっとも重要な準備があります!

それは・・・

クマザサ(もしくはチマキザサ)を採ってくることです!

地域によっては、捨てるほど群生しているところが
あるようですが、
うちの近所では、クマザサを探し出すのに一苦労です。

そこらにいる鹿にも食べられてしまいますし、
数が減っているようです・・・

クマザサの生えている場所

とはいえ、クマザサの生えている場所は
まだあります。

許可を取ってから、採りましょう。

 

採ってきた熊笹はこんな感じです。

熊笹

芯の部分と、大きくてきれいな葉を選んで、切りとってきます

 

採ってきた熊笹を、葉っぱの部分と、
芯の部分、棒の部分に分けます。

芯の部分は、引っ張ると、スポッと抜けます。

葉っぱは、はさみで切り取ります。

棒の部分は、太くて固いところを
15センチほどの長さに切りそろえます。

子どもたちに手伝ってもらいました

一人でやると、結構疲れますが、
子どもたちと一緒にやると、
楽しい作業です。

根気よく、最後まで手伝ってくれました。

水洗いしつつ、大きさで選別します

ある程度の大きさの葉っぱじゃないと、
包みにくいので、小さい葉っぱは、
選り分けて陰干しして、笹のお茶にします。

笹

手前が、熊笹の芯の部分。
奥は棒の部分。

あと、忘れちゃいけないのが、
結ぶための紐となる材料です。

シュロの葉です

シュロの葉っぱを割いて、
ひも状にして使います。

京都風のちまきの包み方では、
イグサを使います。

長いイグサ

水のたまるような場所で、
あえてイグサだけ草刈りせずに
置いておくと、結構大きく成長します。

 

さて、これで、材料は整いました。

次回は、ちまきを笹の葉で包んで
いきたいと思います!

お米を製粉して、笹を採ってきて、ちまきを作りました。その2

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