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自然エネルギー、再生可能エネルギーという言葉に騙されてはいけない

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自然エネルギー、再生可能エネルギーという言葉に騙されてはいけない

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家族で田舎へ移住して自給自足の暮らしに挑戦して8年目。

最近5人目の子が生まれまして、今では7人家族です。

musubi助産院での出産は本当に素晴らしかった!~こはまファミリーに新しい家族が増えました~

こはまファミリーに家族が増えました!!!
今回の記事は、その出産にまつわるものです。
musubi助産院でのお産は本当に素晴らしかったです。

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そんな私たちですが、昨年の春にソーラーパネルをDIYで設置して、

電力の自給にも踏み出しました。

電気の自給を開始! その6 〜波板屋根にソーラーパネルを設置した方法〜 

DIYでソーラーパネルを屋根に設置するにはどうしたらよいでしょう。
波板屋根の上にソーラーパネルを設置しましたが、
その際の固定方法について解説しました。

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倉庫の屋根に設置したソーラーパネル

ソーラーパネルでの自家発電をやってみて初めて気づいたことが結構あります。

 

それこそが、この記事のタイトルです。

 

自然エネルギー、再生可能エネルギーという言葉に騙されてはいけない

僕自身、東日本大震災での原発事故があって、

反原発の想いが強くなりました。

なるべく電気を使わない暮らしを心がけて、

ご飯はナベで炊き、お風呂は薪で沸かし、

冬は薪ストーブで暖房と調理をまかなっていました。

 

自然エネルギー再生可能エネルギーで生み出した電気って、

原発ではなくて、響きもいいし、

環境に良いことのようにも感じていました。

 

しかしながら、自分がソーラーパネルを設置して、

実際に家で使う電気を、その自家発電で賄おうとすると、

ものすごく大きな問題点に気が付きました。

電気の自給を開始! その5 ~再生可能エネルギーという言葉に潜む嘘~

電気の自給を始めて、色々なことがわかってきました。
再生可能エネルギーという言葉に潜む噓についても。

太陽光発電を真に有効に活用するのって、
難しい!

続きを見る

自然エネルギー、再生可能エネルギーというのは、

ものすごく不安定なのです。

 

ですので、いくら自然エネルギー、再生可能エネルギーを増やしても
火力発電などの安定電源は絶対に無くなりません。

 

そして、個人が家の屋根にソーラーパネルを設置して自家用に使うくらいなら

かわいいものですが、メガソーラー、大規模な風力発電などは

大きな環境破壊そのものです。

 

ソーラーパネルでの発電の何が問題なのか

ここでは、個人が自家発電で使ってきた中で

実感として得られた問題点に言及します。

  1. 基本的に晴れている昼間しか発電しないこと(当たり前ですが)
  2. 雨天時や夜間にソーラーパネルで発電した電気を使うには大量のバッテリーが必要であること
  3. 逆に晴れている日中は、発電した電気を使い切ることが難しく、
    結局電気を捨ててしまうことになること
  4. ソーラーパネル、インバーター、バッテリーなどの周辺機器は、
    外国製(中国製)に依存してしまっていること

 

晴れている時にしか発電しないということは、

電気を使う方からすると、ものすごく不便なのです。

 

夜になったら当然照明はつけたいし、

食事も作りたい。

雨の時には、洗濯物が乾かないから、

乾燥機や除湿器をつけたかったり。

 

我が家は4.4kwのソーラーパネルを設置していますが、

春先の日中は4.4kW以上に発電するときもあります。

でも、土砂降りの雨の昼間なんて、ほんの100wも発電してくれなかったり。

雲一つない快晴の間は、ある程度安定的に発電してくれますが、

当然、日が沈むと完全に 0W です。

 

 

天候に左右され過ぎるのです。

 

電気を安定的に供給する側の立場になってみると、

ソーラーパネルのみに頼ってしまっては、

安定供給は不可能です。

オフグリッドに手を出してはいけない5つの理由~反原発への怒りでオフグリッドしてはいけない~

オフグリッドには手を出すな!
自然エネルギーなんて、うたい文句で、
良いことをしているような錯覚にさせられますが、
よくよく現実に目を向けることが大切です。

続きを見る

 

社会全体での運用を想像してみたら・・・

何度も言いますが、いくら自然エネルギー、再生可能エネルギーを増やしても
火力発電などの天候に左右されない安定電源は絶対に無くなりません。

 

常に、いつでも発電出力を上げられるような状態で

火力発電所を待機しておく必要があります。

 

晴れているときは、出力を抑えて、

雨の時には出力を上げる。

 

火力発電所の燃料が節約できていいじゃないかと思うかもしれませんが、

火力発電所の立場としては、やはり

ある程度一定の出力で運転を続けるのが、

安心だし効率も良いのです。

 

雨だの晴れだの曇りだので、

コロコロと出力を変動させなければならないのは

非効率です。

 

自然エネルギーを増やせば増やすほど、

不安定な電源が多数存在することになります。

 

まず、そのことは現実問題として理解しておくべきです。

 

今は、電気をどの会社から買うか選べますし、

自然エネルギーを謳っているところもあります。

聞こえはいいですが、本質的な問題を誤魔化しているので、

おかしな話です。

 

自然由来のものであればいくら利用しても問題ないのか?

 

エネルギー保存の法則というものがあって、

太陽光を電気エネルギーに利用した分、地上に降り注ぐ太陽光のエネルギーは減るはずです。

 

風力発電も同じです。

風力発電で風を利用すると、風のエネルギーはその分

減ることになります。

 

太陽の光なんて、ものすごく膨大だから、ちょっとくらい

利用しても問題ない、それはその通りだと僕も思います。

 

ですが、

ちょっとくらいではないレベルで

利用(自然エネルギーの一部を電気として略奪)するとなると、

確実に自然環境を変えてしまうでしょう。

 

大地の上にソーラパネルを並べてしまうと、

パネルの下には光が当たりにくくなります。

何らかの影響はあるのです。

 

木を伐採し、山を切り崩し、ソーラーパネルを

並べるなんてのは、恐ろしい自然環境の破壊ですね。

 

山は、ただそこにあるだけなのでしょうか?

森は、単なる風景の一部なのでしょうか?

 

「否」

 

すぐに私たちに直接的な影響はないかもしれません。

ですが、山に森があることで、保水能力が保たれ、

豊かな川の流れに繋がるし、

森は動物の住処です。

 

最近は熊が人里に降りてきているようですが、

森を著しく破壊してしまえば、熊をはじめとする

動物たちは住む場所を追われ、里に降りて来ざるを得ないのかもしれません。

 

問題点、疑念点を挙げていけば、キリがないくらいです。

 

もちろん、だからと言って化石燃料を

バンバン燃やすことに問題がないというわけではありません。

 

しかしながら、

比較してみると、

火力発電所の方が、自然環境へのダメージが

少なくて済むということです。

 

石油という燃料は使いますが、

自然エネルギーでの発電に比べると、

圧倒的に効率がよく、安定的です。

 

排気ガスの問題などはもちろんありますが、

二酸化炭素をださなければ、それでO Kなのかという

謎な判断基準がまかり通っているわけで、

感覚的には自然エネルギーに依存する方が、

地球環境に与えるダメージはかなり大きいでしょう。

 

まとめ

今回の記事では、いかに自然エネルギーという

言葉に、私たちが騙されているかということを

僕なりの言葉で解説しました。

 

もちろん、想像、推測も含まれていますが、

個人でソーラーパネルによる自家発電を

してみた経験から導き出された部分が大きいです。

 

ただ、自家発電の暮らしは、

商用電源をいつでも使える現代では、

なかなかに面白みもあって、

それ自体は、やってよかったと思いますし、

D I Yが大好きな方であれば、趣味として

やるのはおすすめです。

トラブルや不便さも楽しめるくらいの感覚は

必要ですが笑

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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