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自給自足の暮らしは合理的・効率的なのか?

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自給自足の暮らしは合理的・効率的なのか?

こんばんは。

自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。

田舎へ移住して3年半が経ちました。

 

最近は、自給自足の取り組みとして、

  • 狩猟で肉の自給
  • 畑で野菜の自給
  • 田んぼでお米の自給
  • 山水の自給(準備中)
  • お風呂や暖房を薪エネルギーで自給
  • プロパンガスを解約し、カセットコンロと、
    薪コンロで調理エネルギーの自給(構想中)

などを行っています。

 

ここで、再度、何故に自給自足の取り組みをしているかについて、
考えてみたいと思います。

自給自足の暮らしは合理的・効率的なのか?

ということを考えてみたいと思います。

その結論は、

合理的・効率的ではありません

やってみて実感しましたが、

食料の自給、エネルギーの自給にしても、
とても手間暇がかかります

例えば、食料の自給の一つとして、
白菜を一株育てるとします。

  • (土の状態を見極め)何かしらの資材を投入
  • 耕す
  • 畝をたてる
  • 種まき
  • 間引き
  • 苗の移植
  • 栽培管理
  • 収穫、調整

どれも、知識、経験、技術が必要だし、
種や苗、資材などを購入する場合は、お金もかかります。

僕自身、初めて野菜作りを始めて、
自分で野菜を育てる難しさを知りました。

かたや、スーパーなどでは
時期によりますが、白菜が2~300円とかで
売られていたりしますよね。

同じ白菜とはいえ、
自分で育てたものと同じものではないので、
単純に同じ物差しで比較することはできません。

ですが、そこを氣にしなければ、
野菜は買った方がはるかに効率的、合理的です。

スーパーなどで売られている野菜は、
農家さんがある程度大規模に、効率よく育てているゆえに
その値段が実現できているわけで、
(機械の導入などにおいては、多少の補助金も入っていることが多い)
自家用に、自分たちがたべるための少量を育てるのは、
はっきり言って、能率悪いのです。

もっとも、僕はなるべく自然に沿った栽培を心がけているので、
季節に合わせ、農薬や除草剤は使いません。

スーパーなどでは、そういった自分の住んでいる地域で育ち、
農薬を使わず、季節に合った旬の野菜というのは、
お金を出しても手に入らないという側面もありますね。

お腹に入れば、なんでも一緒と言ってしまえば、
元も子もありませんね。(笑)

心から安心して美味しい食べ物を食べることは、
生きている中での大きな幸せ
だと僕は思っています。

合理的、効率化では、手に入らないものがあります。

のらぼう菜 

また、薪でのエネルギーの自給では、

  • 山から木を運ぶ
  • 玉切りにする
  • 薪割をする
  • 薪棚へ運び、乾燥させる

といったように、基本的に力仕事だし、
とても手間暇がかかります。

手間のことを考えると、灯油を買ったほうが、
はたまたエアコンを設置したほうが、遥かに安く、
合理的です。

しかしながら、
薪熱には灯油ストーブ、エアコンでは得られない暖かさがあります。

まあ、うちは古民家なので、それが特に当てはまるわけで、
最近の断熱性が高く、太陽の熱をうまく住宅内に取り込むような設計の
家だと、薪ストーブを使わずとも、快適で暖かいそうですが・・・

古民家は、隙間だらけなので、寒いのです・・・(涙)

築120年!古民家はエアコンいらずって本当!?

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能率・効率を追求していく先に、人間としての本当の豊かさはあるのでしょうか?

産業革命以降、機械化技術が発達し、
飛躍的に作業能率・効率は上がったはずです。

その進化は、その後、ずっと続いていて、
いまやお米作りの機械などは自動運転ができるように
なってきています。

AI(人工知能)も、性能が上がってきて、
いわゆる単純作業などは、人間の手を離れ、
機械がやってくれるようになっていくと言われています。

それらの進化によって、

  • 一つの作業を成し遂げるための効率、能率は
    さらに上がるでしょう。
  • また、人間が辛い作業から解放される、
    という側面もあるでしょう。
  • 空いた時間を、好きなことに有効活用できる
    ということもあるでしょう。

しかしながら、それは、いつの間にか

人間の労働、人生の価値をお金に変換して考えて
しまっているのではないでしょうか?

もちろんお金は大切です。

より効率よく稼ぐためには、
機械化の波に乗るより他ないのかもしれません。

その方が、合理的です。

無駄を省き、合理性を追求する。

その先に待っている未来はどんなものなんでしょうか。

 

技術の進化と反比例するように、
人間の能力、感覚は退化していくものなのかもしれません。

効率の悪いこと、無駄に思えるようなことの中にこそ、
実は僕たち人間にとって大切なものが潜んでいる!?

 

その大切な物とは何でしょうか?

 

本当にそんなものがあるんでしょうか?

 

非生産的な活動の中にある、大切なこととは?

 

身体を動かすこと、手を動かすこと、重たい物を運ぶこと、
力を合わせること。

その時の、身体の記憶というものは、
振り返ってみたときに、とても大切な思い出として、
残るものなのではないかと思います。

人生における幸せと考えた時、

その生きている瞬間の快楽や満足感も、
もちろん大切ですが、

人生を振り返ったとき、
あの時は少し大変だったけど、楽しかったなとか、
良き思いでというものは、
とても大切なものだと思っています。

苦い思い出も、嬉しい想いでも、
色んなものが混ざり合って、自分の人生が
成り立っているわけで、
そこには、合理性なんてものは
ないのだと思います。

効率よく、整っただけの人生って、
そんなのあり得ないけど、
勝ち組負け組という言葉が
表しているように、
人生の模範ルートみたいなものが
あたかも存在しているかのような
社会の雰囲氣が蔓延しているようにも感じます。

 

自分がこれは意味がある!と思ってやっていることも、
ある人からしたら無駄なことかもしれません。

無駄かもしれないけど、
一生懸命に取り組むこと。

それこそが人生だともいえると思います。

家の裏の神社。紅葉が真っ赤です。

現代社会の終焉は近いのかもしれません

貧富の差はますます激しくなり、

支配する側とされる側が、より明確になってきています。

増え続ける世界の人口。
とどまることのない、人間の欲望。

地球の自然環境、資源はどんどん食い尽くされています。

かたや一方では、少子高齢化、
人口が減り続けて、村が消滅しつつある地域もある。

 

このいびつな構造を生み続けて、
さらにそれを加速している世の中の流れを、
立ち止まって考える時が、まさに今なんじゃないかと
僕は感じます。

 

自給自足の暮らしは、
将来的なお金の心配が消えることは
ないかもしれませんが、
いま、生きているこの瞬間の安心感は、
とても大きいと感じます。

 

家族を護ること

なんといっても、家族の繋がりは、
本当に大切だと思います。

たとえ血が繋がっていなくとも、人と人との
深い絆、繋がりは、生きる糧にもなり得ます。

僕自身、家族を護っていくために、
全力を尽くします。

達郎
いまから、皿洗いやー!

 

以上、

自給自足の暮らしは合理的・効率的なのか?

でした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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