こんばんは。
小濱達郎です。
午前一時過ぎました。
鹿が二頭、罠にかかっている時、どうしたらいいのか?
今日は、朝9時半ころから
罠の見回りに行きました。
最初のポイントで鹿が一頭。
生け捕りにしました。
生け捕りにする時、重要なことがあります。
ロープで足をくくるわけですが、
焦らず、丁寧にしっかりと堅結びなり、
ほどけないようにすること!

後ろ足のケリの威力はすさまじいです。
うかつに顔を近づけて、蹴られたら
大変なことになります。
すごい力なので、ロープでしばっていても、
結び方が甘いと、ほどけます。
焦らずに、丁寧にしっかりと結ぶことが大事だと
わかりました。
生け捕りにする際には、
後ろ足のケリには十分注意しましょう。
ソリに乗せて、車の場所まで
運ぶわけですが、これが大変でした。
汗びっしょりかきました。

生け捕りの際に、必要な道具
- ロープ(ある程度太くてしっかりしたもの、あとで切るので、使い捨てになります)
- 保定道具(なくても可能ですが、あったほうが、安心。角の長いオス鹿の時には必須)
- 運搬用のソリのようなもの
- 軽トラに乗せるための、板(ソリを板の上に滑らせると、一人でも軽トラに乗せられました)
- のこぎり、ナイフなど (罠のワイヤーが木に食い込んでいることもある)
- ペンチのようなもの(罠のシャックルが手では外せない時のために)
- 目隠し用に、幅の広いガムテープ
その後、見回りを続けていたら、
最後に見に行ったところで、また鹿がかかっていました。
まじで?!
となりましたが、
小さめのメス鹿だったので、
保定道具なしで、なんとか生け捕りに出来ました。
でも、こちらは、
時間がたっていたのか、
傷があり、痛がっていて、
かわいそうでした。
見回りを一日あけたのが、やはり
良くなかったようです。
毎日、見回りにいくべきですね。

どちらも生け捕りにして、
軽トラの荷台に何とか積めました。
その後、家に帰り、メス鹿を止め刺し、解体。
精肉。
休憩しながらですが、
結局、こんな時間(深夜1時)に
なってしまいました。
- 見回り~生け捕り 2時間
- 止め刺し~解体~枝肉 2時間半
- 枝肉~精肉~真空パック 2時間半
- 刃物研ぎ 10分
費やした時間は、だいたい、こんな感じです。
現在、先輩の罠も含めて、
17基、罠が仕掛けてあります。
明日も、見回りです。
解体~精肉は時間がかかります。
狩猟との両立はなかなかに難しいので、
解体をして鹿肉が欲しい人なんかと、
お互いによい関係を作っていけたらと
思います。