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田畑でお米や野菜を育てる際に、
もみ殻燻炭は、とても役に立つ資材です。
でも、お店で買うと結構高いのです。
40リットルで1000円くらいします。
周囲でお米を作っている田んぼがある場合、
もみ殻自体は無料でもらえることが多いので、
もみ殻を集めてきて、自分で作っちゃいましょう!
もみ殻燻炭の簡単な作り方【消火に水を使わなくても大丈夫!】
まず、作る前に注意点があります。
- 作る場所は、3メートル×3メートルくらいの広さが最低必要です。
- 周囲に燃えやすいものがある場合、注意が必要です。
- 風の強い日は、危険です。
- 煙が出続けるので、近くに民家がたくさんある場合は、
やめておいた方が無難です。 - 消火用に水の使える環境を整えましょう。
- 火をつけてから完成までに5~6時間以上かかります。
まず第一に、火事には氣をつけましょう!
あまりに狭い場所で作ることや、風の強いときに作るのは
やめましょう。
基本的には、燻炭を作っている最中には、煙のみが出て、
火は出ないのですが、強風にあおられると、火がつきます。
煙の行く先に注意しましょう!
燻炭を焼いている間、ずっと煙が出続けます。
風向きを考えて、場所を選びましょう。
外に洗濯物を干している場合、煙に燻された香りになります(笑)
自分家の洗濯物なら仕方ないですが、
よその家の洗濯物に香り(臭い)をつけてしまっては大変です。
煙が出ても大丈夫な場所が確保できない場合は、
燻炭をつくるのはあきらめましょう。
もみ殻燻炭づくりに必要なもの
- 大量のもみ殻(一回焼くのに200リットルくらいは最低必要)
- 燻炭作り煙突
- 最初の火起こしの藁や細かい薪など
- 角スコップ
- 消火用の水
- ドラム缶または、米籾の保存缶
- 底に敷くトタン板など(廃材)←これはなくても可能
まず、
大量のもみ殻が必要です。
お米作りをする場合、籾摺りという作業があって、
大量のもみ殻がでます。もみ殻そのままでも土づくりにも使える、
貴重な資材なのですが、お米農家さんにとっては、
そのもみ殻をどう処分するかも、実は重要なのです。
-
農協へお米を出荷する場合、買い取り価格は?
お米作りは、一体どのくらい儲かるのでしょうか?
はたまた、赤字なのでしょうか・・・
一般的なお米作りのやり方では、
もうすでに厳しすぎる現実が待っていました。続きを見る
お米農家さんに、もみ殻が欲しいとお願いしたら、
むしろ喜んで、もみ殻をくれる場合が多いと思います。
ただ、運搬には、軽トラックが欲しいところです。
青いメッシュのもみ殻袋からは、細かい籾がらのくずがこぼれるし、
小さい袋の小分けにするのは面倒です。
もみ殻燻炭用の煙突が必要です。
燻炭器とも言うようです。
稲わらがたくさんある場合は、
この燻炭器を使わずに、稲わらを煙突代わりにして
もみ殻燻炭を作ることもできるようですが、
まだ、やったことはありません・・・
また、少し高いですが、燻炭製造機というものもあって、
これを使うとより簡単に燻炭がつくれるようです。
-
もみ殻燻炭器が壊れた!でも、修理できた!
田舎暮らしをしていると小さなトラブルはしょっちゅう起こります。
今回は、もみ殻燻炭器が壊れたので、修理をしました。
とても初歩的な修理ではありますが、簡単で
役に立つ修理方法でした。続きを見る
空のドラム缶や、お米の籾の保存缶があると便利です。
一般的には、もみ殻燻炭を焼き終わったら、
水を大量にかけて温度を下げて冷ます。
僕も、最初はその方法でやっていました。
しかしながら!
ものすごく大量に水をかける必要があります。
ある程度水をたくさんかけて、もう大丈夫だろうと思っていたら、
まだ温度が下がりきっておらず、翌々日に、
氣がついたら灰になっていたということがあります。
もし、翌日に大丈夫だと思って、袋などに入れて、
屋内に保管してしまうと、袋が燃えて火事になりかねません!
水をかけて燻炭を作る場合は、4~5日くらいは
様子をみて、完全に温度が下がったことを手で確認してから
袋に詰めるようにした方がよいです。
その点、ドラム缶や保存缶の場合、
焼きあがった熱々の燻炭を缶の中に
入れて、蓋を密封(空気を遮断)すれば、
1~2日後には完全に鎮火します。
僕は最近は、この方法でやっています。
もみ殻燻炭を作る手順
YouTubeのチャンネル【こはまファミリーの田舎暮らし】でも、
もみ殻燻炭の作り方の手順を紹介しています。
ご参考になると思います。
- 廃トタンを底に敷き詰めます(地面が平らであればなくても大丈夫)
- そのうえで細かい薪などを燃やし、焚火します
(最近は、稲わらをたくさん燃やしてその上に煙突を被せています)
焚き付けはケチケチせずに、しっかりと大きく火を起こす方がうまくいきます! - 火がある程度ついてきたら燻炭煙突を被せます
- 煙突の周囲にもみ殻をどさっと積んでいきます。
- まっすぐの煙突の穴がふさがる所までスコップで
もみ殻を積んでいきます。 - 煙がもくもくと出るのを確認したら、その場を離れてもOKです。
- 1時間に一回くらいは様子を見に行きます。
- 煙突の周囲から黒く焦げる部分が広がっていきます。
- 黒く焦げた部分を隠すように下の方から
まだ焼けていないもみ殻をかけていきます。 - 途中で新たにもみ殻を追加してもOKです。
ただ、たくさん追加すると、その分焼き上がりまで時間がかかります。 - 途中でほったらかしていると、部分的に灰になってしまいます(笑)
- 全体が黒くなってきてからも、底の方はまだ焼けていなかったりするので、
スコップで底からすくって上の方に積んでいきます。 - ようやく全体が真っ黒に。
- 煙突をスコップでどかして、ドラム缶や保存缶に
焼きたての燻炭をスコップで入れていきます。 - 空気が入らないように蓋をして密閉し、数日置いておきます。
(空気が入ってしまうと灰になってしまいます)
この時のフタは、ブルーシートや大きいビニールなどでも大丈夫!
紐を使って、きっちりと空気が入らないようにしておけば良いです。 - 蓋を開けてみて、中の方まで確認して、
灰になってなかったら成功です。
ちなみに、もみ殻燻炭をつくりながら、
その中で焼き芋を作ることも可能です(笑)
サツマイモじゃなくて、ジャガイモを
焼いてもとても美味しいです☆
もみ殻燻炭がうまく焼けない時はどうすればいい?
もみ殻燻炭を焼き始めた頃、しばらくすると
煙の勢いがとても弱弱しくなっていることがあります。
この状態では、いつまでたっても
燻炭が焼きあがりません。
ですので、その場合の対処法としては、
- 煙突をいったん外して、中心部を広くして、
もう一度、焚火をするところから始める - 燻炭の煙突の先から、燃えやすい細い木や、
杉の葉っぱなどを詰め込んで、さらに煙突の先で
火を燃やして、その火を煙突の下の方に落とす
という2通りが考えられます。
しかし、結構手間なので、出来るならば、
途中でもう一度火をつけるというようなことは
やりたくありませんね。
僕は数十回、籾殻燻炭を焼いています、
その中で、上に書いているように、
うまく燃えないということは何度も経験しています。
失敗のない籾殻燻炭の焼き方は?
これは、
最初の焚火を盛大にする!
ということに尽きます。
それなりにたくさんの枝などを
燃やして、燻炭用の煙突を被せた状態で、
数分間は煙突の先から炎が出るくらいに、
しっかりと火を起こしておくと、
煙突の温度も高くなるし、籾殻にちゃんと
火がついてくれます!
保存缶やドラム缶の蓋をどうするか?
ディスクグラインダーで、保存缶の上部を切り取ります。
缶詰を缶切りで開けたように、保存缶の上部を切りました。
金属のささくれ(バリ)は危険なので、グラインダーで除去しました。
この保存缶の上から5~10センチくらいのところまで
熱々の燻炭をいれて、農業用のビニールハウスの
廃ビニール(穴は塞ぐ)を被せて、綿のロープでしっかりと縛りました。
直接、熱々の燻炭にビニールが触れてしまうと、
溶けてしまうので、ある程度隙間をあける必要がありますが、
こんなビニールの蓋でも無事に燻炭が出来ました。
ドラム缶は、切り取った蓋を被せて、
アルミテープで隙間をなくしています。
最近は、アルミテープがもったいないので、
お米の保存缶の時と同じように、
ビニールと紐で蓋をしています。
火事や煙などには、十分に注意したうえで、
燻炭づくりを楽しんでくださいね☆
以上
もみ殻燻炭の簡単な作り方【消火に水を使わなくても大丈夫!】
でした。
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