新年明けましておめでとうございます。
自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。
当ブログを立ち上げ、約1年が経ちました。
約3年前8カ月前に、京都の田舎へ移住し、
今では家族6人、古民家での自給自足の暮らしと、
音楽の演奏活動を続けています。
初めてのことへの挑戦ばかりでした。
達成できた時の喜び、
自然の恵みを五感で味わう瞬間。
そのどれもがかけがえのない思い出です。
その一方で、数々の失敗も重ねました。
迷いも葛藤もありました。
でもそれらは、
思い切って飛び込んでみたからこそ
わかったことでした。
成功だけでなく、失敗したことも、
自分にとっては大きな財産となっています。
様々な体験を経てきた中で培ってきた知識や情報、
多くの氣づきを発信していくことで、
皆様にとって、よりよい循環が生まれていくことを
願っています。
家族のため、自分のため、世の中のため
昨年2020年の1月に妻が会社を辞め、
2021年は、夫婦ともに自由業です。
田舎で自給自足生活をしているからといって、
現金収入がなくても大丈夫ということはありません。
もっとも、うちは子どもたちが4人いるので、
その子たちが将来にやりたいことを見つけた時に、
経済面でも応援してあげられるようになりたい。
自給自足とお金
これは、当ブログを立ち上げた当初からの
重要な課題です。
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自給自足で一家6人暮らしていけるのか?
達郎おはようございます。 小濱達郎です。 日本各地で、大雨による大災害が続いています。 今の僕には、祈ることしかできません。 ここ数日、うちの地域でも 雨と風が ...
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一家が田舎で暮らし続けていくためには、
いったいどのくらいお金が必要なのか。
僕自身、かつては、
「お金なんてなくてもなんとかなる!」
「お金なんてあるから、世の中がおかしいんだ!」
と強がっていた節がありました。
しかし、実際、
お金の対する不安は、
自分の無意識の中に根付いており、
それが自分自身の心の足かせになっていました。
今では、はっきり実感しています。
お金という一面でも、
しっかりと結果を残していくことが、
僕自身の想いをより多くの人へ
届けるためにも、とても大切だと思っています。
世の中のため
合理性を追求し、効率化を最優先にしてきた現代社会の流れに、
違和感を感じています。
機械化、自動化を追求した先に、
僕たち人間の幸せはあるのでしょうか?
山や田畑での作業をしていて氣づいたことがあります。
機械を使うことで、確かに時間も手間も大幅に短縮できますが、
その代わりに失っているものもあるのです。
- 静かな田んぼの中で手鎌で稲を刈るときの音
- 刈った稲わらを抱きかかえ、運ぶときの稲わらの香り
- 鍬をふるって、畑での作業をするときに聞こえる鳥のさえずり
例えば、こういう音や匂いというものは、
機械を使うことで、感じられなくなってしまいます。
トラクターを使えば、エンジンの音がうるさいし、
時には排気ガスのにおいもする。
作業効率は格段にあがる一方で、作業自体に付随していた、
心地よさのようなものは、捨ててしまうことになるのです。
その他にも、
- 斧で薪を割るときの爽快感
- 薪を燃やすときの煙の臭い、木のはぜる音。
など、利便性のみを重視すると、得ることのできない喜びが
実は潜んでいます。
人間が生きていく上で、大切なことは
お金だけではありません。
お金では買えない価値が、
今僕たち家族の暮らしには確実に存在しています。
そこの部分を失ってしまうことなく、
なおかつ家族が豊かに暮らしていけるように。
もっとも、世の中には便利な道具・機械があるので、
状況に応じて、それらも上手に使っていく必要も痛感していますけどね。
何事も、極端に偏り過ぎるのではなく、
それぞれの良さも理解した上で、より良い
世の中を実現するためには、どうしたらいいのかを
考え、探っていきたいと思っています。
その氣づきを、どんどん発信していきたいと思います。
2021年は、音楽活動を本格的に軌道に乗せたい
妻と一緒に決めたこと。
僕たち一家の生活を支える基盤として、
音楽活動を、その主たるものとしていきたい。
2020年に、南丹市のお力をお借りして、
小濱音楽スタジオを立ち上げました。
僕自身が、日々感じていること、
迷いや葛藤をこそ、包み隠さずに
表現していきたい。
そして、
多くの人が自分の内に抱えているはずの、
様々な想いを表現するお手伝いをしていきたい。
2021年年明けは、
1月9日のライブ。
シンガーソングライター岩田匡史さんのツアーに
ご一緒させていただきます。
会場は、南丹市八木町にある 新庄郷育館 です。
1月31日には、ホールコンサートを行います。
このウイルス騒動があって、
会場の収容人数は半数以下となっております。
生の音楽、僕たち小濱ファミリーの
いま表現できる最高の姿を
お届けしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。