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プロ猟師は一体いくら稼いでいるのか?

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プロ猟師は一体いくら稼いでいるのか?

こんばんは。

自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。

3月も中旬に差し掛かってきましたね。

梅の花が随分咲いてきた

家の前に植えた、梅の花が見ごろを迎えています。

もう、猟期はあとわずか。

今日は、尊敬する先輩プロ猟師さんの話をしてみようと思います。

プロ猟師は一体いくら稼いでいるのか?

具体的に聞いたわけでありませんが、

猟期の3~4か月で、300万円くらいは稼いでいます。

達郎
す、すごい・・・

もちろん、その年によって、金額は変動していると思われますが、
それなりにまとまった金額を稼いでいます。

たぶん、関西地方で、これほど稼いでいるプロ猟師は、
指折り数えるほどしかいないと思われます。

なぜ、そんなに稼げるのか?

  1. とにかく、たくさん獲れる
  2. ジビエ肉を買い取ってくれる肉屋が居住地の近くにある
  3. プロとしての意識の高さ
  4. 猟期は朝から晩まで、毎日狩猟漬けの日々
  5. 遠方地までも狩猟に出かけるフットワークの軽さ
  6. 誠実な人柄

1.たくさん獲れるってどのくらい獲れるのか?

猟期は、120日間あります。

平均すると毎日、1頭獲れるくらいです。

つまり、猟期だけで120頭近く獲れるのです。

だいたい、猪:鹿=1:2 くらいの割合になるそうです。

 

僕は、今季、猪1頭と鹿19頭で、合わせて20頭でした。

獲ったばかりのイノシシ

猪は、大きいものだと、1頭10万円くらいになることも
あるそうで、平均して1頭あたり、5万円(安く見積もって)としても、
40頭獲ったら200万円です。

 

鹿は、猪に比べると1頭の買取金額が
10分の1以下になりますが、
自治体によって、報奨金制度があるので、
それなりの金額にはなるようです。

ちなみに、猟友会の有害鳥獣駆除隊員として
有害鳥獣駆除をやっているわけではありません。
(有害鳥獣駆除の報奨金は基本ありません)

 

捕獲技術の裏には、人知れぬ研究の積み重ねが・・・

くくり罠といっても、色々な種類のものがあって、
現在、主に使っている罠に至るまでに、
数多くの罠を大量に試し、全て自分なりに改良を加えています。

使わなくなった罠も合わせると、
保有している罠の数は、100を軽く超えるそうです。

(僕が持っている罠の数は18個です)

2.居住地は重要です!

ジビエを扱っている(1頭買いしてくれる)肉屋って、
そうそうどこにでもあるわけではありません。

しかも、小さな肉屋の場合、
許容量に限界があるので、たくさん獲れたからといって、
全量買い取ってくれないこともあるようです。

せっかく獲れても、
買い取ってくれるお店がなかったら、
猟師は本当に困ってしまいます。

ですから、
買い取ってくれる肉屋との繋がり
複数持っていることが大切です

 

3.プロ意識の高さ

僕自身は、狩猟は、自給自足の一環として
行っているし、まだ初心者ということもあって、
そこまで貪欲に結果を求めていませんでした。

しかし、プロ猟師は、違います。

猪や鹿を駆除して欲しいという依頼に
応じるような形で、請け負うこともあるそうで、
絶対に獲る!というプライドがあります。

4.猟期は狩猟漬けの毎日です

一日に複数頭かかっていることも、
ざらにあるようで、そんな場合は、
朝から夕方まで処理に追われることもあるそうです。

水で冷やしたのちに、肉屋へ搬入するのは、
夜になっていることもあるそうです。

また、ヘッドライトをつけて、
夜間に取り込みにいくこともあるそうです。

5.他府県へも狩猟に出かけています

猟場へ、片道1時間半以上かけて行くということも、
珍しいことではないようです。

むしろ、近場だけで、
それだけの量の猪を捕獲することは難しいようで、
猪の多くいる場所へ出かけていって、
そこで獲る
そうです。

6.紳士的!人徳がある!

誠実な人柄で、
人脈が広い!

決して押しつけがましいことはせず、
淡々と自分なりの道を進んでいる感じです。

信頼関係を大切にされており
責任感、実行力に秀でていると思います。

 

凄腕のプロ猟師に出会えた幸運に感謝!

わな猟師が、
誰かにわなの仕掛け方などを
教えるということは、あまりないようです。

猟師は、獲物の取り合いという側面もあり、
自分の獲物を他の人に獲られては困るので、
他の人に教えないという人が多いそうです。

そんな中、
親切になんでも教えてくださるし、
色々と氣にかけてくださる、本物のプロの猟師に出会えたことは、
本当にラッキーでした!

 

誰でも出来ることではありませんが、
その道を究めると、何かしらの道を切り開くことが
できるということだと思います。

 

さあ、僕自身も、
毎日ワクワクしながら全力で
生き抜いていくぞー!

 

以上、

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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