こんばんは。
自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。
やっぱりお米の自給って最高ですね!

炊きたての新米
無農薬、天日干し、みんなの手作業!
思い入れがある分、味わいアップという感じです。
さて今回は、
天日干しのお米の脱穀どうする?足踏み脱穀機?ハーベスター?
ということについて考えてみたいと思います。
僕自身は、足踏み脱穀機&唐箕と、ハーベスター(動力脱穀機)のどちらも経験しています。
今まで、さんざん手作業の良さを説いてきた僕ではありますが、
脱穀に関しては、ハーベスター(動力脱穀機)が断然おすすめです!

ハーベスター(動力脱穀機)で脱穀しているところ
ちなみに、上の写真に写っているハーベスターですが
ラッキーなことに
中古で15000円ほどで購入しましたが、普通に問題なく動作してくれました。
そもそも脱穀とは?
脱穀とは、
お米、麦など、ワラの部分の先に穂(実)がついている穀物から、
実の部分のみを取り分ける作業のことです。
原始的には、千歯こき を使っていたのだそうです。

千歯こきのイメージ
歯と歯の隙間部分で、稲穂をしごいて脱穀していたようです。
僕は使ったことがありませんが、結構使えるそうですよ!
千歯こきの次に出てきた道具が、足踏み脱穀機です。

足踏み脱穀機
足元にペダルがあって、それをタイミングよく踏むことで、
中央の、こぎ胴部分が回転します。

足踏み脱穀機を使っている様子
足踏み脱穀機である程度は脱穀できますが、
大量の藁くずや、稲穂がそのまま入っていたりするので、
一旦、フルイなどで選り分ける必要があります。

足踏み脱穀機を通ったものをフルイで選別中
それからさらに、唐箕(とうみ)という風で選り分ける
道具をつかって、細かいわらクズなどを飛ばします。

唐箕(とうみ)
これらの工程は、なかなかに手間暇と根気のいるものです。
300キロ分の脱穀~調整するのに、30時間近くかかりました・・・
かなり達成感はありました!
やればできるんだって、なんか感動したのを覚えています。
あと、小学生の子どもでも上手に扱える道具で、
結構楽しいです。
教育的な観点からすると、足踏み脱穀は、
一度は体験できると面白いかなと思います。
ハーベスター(動力脱穀機)とは・・・
足踏み脱穀機と、唐箕が組み合わさったもので、
作業時間は、手作業にくらべて、約1/10に短縮できます。

ハーベスター
また、人力で脱穀するよりも、
お米のロスが少ないような感じもします。
足踏み脱穀機って、結構お米が飛び散るし、
その後のフルイがけ、唐箕での風選の過程なんかでも、
全てのお米を回収するのは、かなり難しかったです。
ハーベスターは自走式なので、
天日干ししている稲木の傍まで移動していけるため、
稲わらを運ぶ手間も省けます。
田んぼが良く乾いて、軽トラで入ることが出来たら、
脱穀した籾も楽に回収できたりします。
(うちの田んぼは、強湿田なので、難しいけど)
天気の良い日に、一気に終わらせられるというのも、
大きい利点ですね。
ということで、
脱穀に関しては俄然ハーベスターに軍配があがります。
足踏み脱穀機と唐箕で、300キロの脱穀をもう一度やれと
言われたら、正直なところちょっと嫌ですね・・・
ハーベスターの問題点としては、
- 音がうるさい(耳栓が必須です)
- 排気ガスが臭い(無風の時はちょっときつい)
ということくらいですかね。
お米の天日干しとの相性は抜群なので、
手刈りもしくはバインダーで刈って、
天日干しを考えている場合は、
ハーベスターの導入はおすすめです。
もちろん、コンバインでも、
ハーベスターと同じことができるので、
昔のコンバインとかでもOKですね。
ハーベスターをどうやって入手するか?
僕の場合は、
まず、ヤフオクで探して、
そこで見つけた中古農機具屋さんで
購入しました。
ハーベスターは、
今では使う人が少ない農機具なので、
需要が低く、中古でうまく見つけることが出来たら、
割と安く手に入れることが
出来ると思います。
もしくは、近所の農家さんから、
袋とりの古いコンバインなら、無料に近い金額で
譲ってもらえる可能性がありますよ☆
お米作りは、小規模であるなら、
機械を一切使わずに行うことも勿論できますが、
ある程度の面積を少人数で・・・となると、
やはり農機具は、欲しいところです。
というのも、全工程をほぼ一人でやろうものなら、
一年目は何とか乗り切れるにしても、
翌年以降継続していこうと思ったら、
何かしらの工夫は必要だと思います。
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ただし、中古の農機具を手に入れるにあたっては覚悟が必要です
それは何かというと・・・
エンジンがかかりにくくなったり、
うまく動いてくれなかったり、と
不調は付き物だということです。
オイル交換を始めとして、
消耗部品の交換なども、
ある程度、自力でやっていかなければなりません!
農機具屋さんに頼んで、みてもらうことは
できますが、せっかく中古で安く手に入れた機械なのに、
修理代の方が高くなってしまったと、
なってしまいます・・・
最初からいきなり機械のメンテナンスは
ハードルが高いですが、
少しずつやりながら覚えていくと
良いですね☆
僕は、近所の素晴らしい友人のおかげで、
随分と出来るようになってきましたよ☆
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