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これから電力自給を始めようと考えている方へ〜オススメの設備と懸念事項〜
我が家は、自給自足生活に挑戦して丸7年が経ちました。
電力自給をやり始めたのは、ちょうど一年前。
我が家は、売電はしていません。
発電した電気は自家消費のみです。
今まで使っていたのと基本的に同じように
コンセント、電灯などを使うことができています。
(いちいち天候に合わせて、コンセント抜き変えたり、
スイッチを切り替えたりする必要はありません)
オフグリッドは目指していません。
自家発電の電力で賄えない時は、電力会社から電気を買っています。
(雨や雪などが続いた時は発電できません)
さらには、
僕は太陽光発電などの、自然エネルギーといわれるものを
推進していません。どちらかというと反対の意見を持っています。
そんな僕自身の体験を踏まえて、これから電力自給を始めようと考えている方へ、
オススメの設備を解説します。
- ソーラーパネル
- ハイブリッドインバーター
- バッテリー
基本的には、この三つの設備があれば
自宅の電力自給を始めることができます。
*注意*
それぞれの機器を設置したり、
配線したりするのには、細かい部品なども
必要になります。
どのくらいの規模が必要か?機器の選定について
まず、ソーラーパネルですが、
我が家は、中古のパネルを選びました。
275W のパネルが 16枚 で
合計 4400W 分の ソーラーパネルを
倉庫の上に設置しました。
![](https://jikyujisoku-money.com/wp-content/uploads/2024/04/倉庫パネル-768x1024.jpg)
倉庫の屋根に設置したソーラーパネル
ソーラーパネルは何キロワット分 設置すべきなのか?
この辺りは設置する場所の日当たりなどの影響や、
普段からどのくらい家で電気を使うかにもよって、
異なってきます。
当然ですが、屋根の大きさにもよりますので、
小さな屋根しかない場合は、たくさんのパネルを置くことはできません。
そして、4.4KW の ソーラーパネルを設置したからと言って、
4.4KW 発電する ことは、ほぼありません。
これは、中古のパネルだからなのかもしれませんが、
最大発電時で、およそ8割の 3.8KW 前後 の発電量は確認できています。
屋根が大きいのであれば、ゆとりをもってパネルは多めに設置したい
その理由としては、
ソーラーパネルというのは、
当たり前ですが、
曇りや雨のときなど、直射日光がパネルにあたらない時は、
発電効率はかなり下がります。
どんよりと暗くて重たい雲に覆われているときは、
日中でも、ほとんど発電してくれないときがあります。
晴れる日中でも、
洗濯機、掃除機、炊飯器などを使うと、
2.5Kw くらいは 普通に使います。
![](https://jikyujisoku-money.com/wp-content/uploads/2024/04/炊飯器-768x1024.jpg)
炊飯器も電力結構使います
![](https://jikyujisoku-money.com/wp-content/uploads/2024/04/motitukiki-768x1024.jpg)
餅つき機も電気で動く
もちろん、ブレーカーの関係があるので、
一度にたくさんの電化製品は使えませんが・・・(;^_^A
とはいえ、つまりは、そのくらいは発電できる容量がないと、
せっかく自家発電していても、不自由な感じになってしまいます。
ただ、ここで気を付けたいのが、
完全オフグリッドは目指すべきではないということです。
この理由は、後ほども触れたいと思いますが、
完全オフグリッドを目指すと
- 設備投資がかなり大きくなること
- 自家停電のリスクがかなり高まるということ
- 設備を置いておく場所の問題
- メンテナンスの問題
などの問題が出てきます。
それはさておき、
結論としては、
ひと月に電気代が1万円を超えるような家庭であれば、
4KW 以上の ソーラーパネルはあったほうがいいかなと思います。
インバーターは、ハイブリッドインバーターの一択です
ソーラーパネルで発電した電気は、
直流です。
家庭内で使用する電化製品は、
交流です。
直流から交流に変換するために、
インバーターという機能が絶対に必要です。
また、ソーラーパネルからの電気を
バッテリーに蓄電する際には、
チャージコントローラーという機能も
絶対に必要です。
また、
バッテリーに貯めた電気が底をついてきたときには、
商用電源つまり電力会社からの電気に自動的に切り替えてくれる
機能は、絶対にあった方がよいです。
そのような機能が、
一つの機械にまとまったものが、
ハイブリッドインバーターです。
オールインワンハイブリッドインバーターとも言います。
![](https://jikyujisoku-money.com/wp-content/uploads/2023/03/ソーラー2-768x1024.jpg)
うちで使っているハイブリッドインバーター
ただし、ハイブリッドインバーターも色々なメーカーから(中国製)
発売されていますし、
その性能も様々です。
設置するソーラーパネルの容量と、
自家消費する電力の大きさなどに適合したものを
選ぶ必要があります。
ソーラーパネル発電で肝心なのがバッテリー!!
バッテリーは、蓄電池という名前の通り、
電気を溜めておくために必要な設備です。
太陽光発電は、夜間は全く発電しませんし、
曇り空、雨の時は、発電量がガクンと落ちますし、
雪が積もった時は、ほぼ0になってしまいます。
つまり、天候の影響を直接受けるので、
安定とはかけ離れたものです。
雨や曇りの日、夜でも電気は使いたいので、
その場合は、晴れている時に発電した電気を
バッテリーに溜めておくことで初めて、
夜にも、自家発電の電気を使うことができるのです。
ハイブリッドインバーターを動かすにも、
バッテリーが必要です。
バッテリーはどんなものを使えばいいのか?
一昔前は、バッテリーといえば、
鉛蓄電池でした。
車やバイクなどで使われているやつですね。
![](https://jikyujisoku-money.com/wp-content/uploads/2024/04/軽トラバッテリー-768x1024.jpeg)
軽トラっくのバッテリー
鉛のバッテリーは、重たいし、
充電中にガスも発生しますので、家の中など、
人が住む場所には置けません。
リチウムイオンバッテリーが進化してきて、
より安全性の高いとされる
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーというものが、
現時点ではオススメです。
もちろん、電気自動車などで使われている
リチウムイオンバッテリーも、良いと思いますが、
自力でバラして、組み直すか、詳しい人に組み直してもらったものを
使うということになります。
バッテリーは自作か、既製品か?
ここは、悩ましいところです。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、セル単体でも
販売していて、それらを購入して、
BMSというバッテリー制御装置を取り付けることで、
目当ての電圧のバッテリーを自作することができます。
細かい配線が煩雑なのと、バッテリーセルを入れておく箱などを
何とかしなければならないという問題がありますが、
何かトラブルがあった時に、自作していると、
自分で修理したりするのが比較的簡単です。
一方で、
既製品のバッテリーは
当たり外れが大きいということがあります。
僕は、ハズレも引きました💦
ですが、2回目に手に入れたバッテリーは
良さそうです。
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やってしまった・・・(汗)電力自給という沼にハマってしまった
電力の自給は、一度足を踏み入れると抜け出せないようです・・・
本当に恐ろしい!続きを見る
しっかりとした既製品バッテリーを狙うのであれば、
ラックタイプのものが良いようです。
![](https://jikyujisoku-money.com/wp-content/uploads/2024/04/ラックタイプ-768x1024.jpeg)
ラックタイプのバッテリー
新品のもので、同じメーカーのものであれば、
並列接続をすることで容量を増やすこともできます。
バッテリーの容量は、大きい方がいいです!
10kwhくらいは、やはりあった方が良いです。
僕は一年目は、5kwhのバッテリーでしたが、
途中からは不具合(初期不良)でその半分以下の蓄電容量になってしまって・・・涙
メーカーの対応も悪くて、どうしようもありませんでした。
バッテリーの容量が小さいと、満充電にしていても、
一晩、自家発電の電気で過ごすことができません。
日中の発電した電気も、バッテリーがすぐに
いっぱいになってしまうと、そのあとは、
せっかくの発電した電気を有効に使うことなく、
もったいない状況になってしまいます。
最後に自家発電の懸念事項について
- 初期投資額の大きさ
- 設備を置いておく場所の確保
- 10年くらいで設備(インバーターとバッテリー)の更新を覚悟
- 心理的な影響(電気をいつでも心置きなく使いにくくなるかも)
- 事故などのリスク
自家発電に必要な設備は、
電気製品でありますし、24時間常に動かしているものですので、
どう考えても故障はつきものです。
バッテリーなど何回も充放電をくり返していくうちに、
弱ってくることも事実です。
4番の心理的影響というのもあって、
夜間に、心置きなく電気を使いにくくなります。笑
これは、僕のケチくさい根性が顔を出してしまうのかもしれませんが・・・汗
この辺りを完全にクリアするには、蓄電容量をかなり大きくすれば、
解決できるのかもしれません。
また、ソーラーパネルで発電する電気は
電圧も高く、災害などで万が一、途中で断線したりすると、
感電や、火災の危険性もあります。
バッテリーも安全性が高まっているとはいえ、
多少のリスクは存在します。
このようなことをある程度理解した上で、
どうせやるなら、最初から、しっかりとした設備を
設計して、スタートするのが良いと思います!!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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