コラム 狩猟

鹿のもも肉、1頭で何キロ取れるのか?

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鹿のもも肉、1頭で何キロ取れるのか?

こんばんは。

自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。

ようやく先日の鹿の精肉作業が終わりました。

鹿のもも肉、1頭で何キロ取れるのか?

先日捕らえた鹿ですが、割と大きなオス鹿でした。

鹿は、後ろ足から一番多くの肉がとれます。

大きなもも肉

当然、後ろ足は二本あります。

 

精肉するにあたって、

まず、骨をはずします。

骨に沿ってナイフをいれていって、
骨を外すのです。

最初は手探り状態なので、時間がかかりますが、
慣れてきたらだんだん手早くできるようになります。

 

骨をはずしたら、肉を部位にわけます。

僕自身、本を見ながらの状態で、
完璧に部位の名前が一致しているかどうか
怪しいですが、
何となくわかってきました。

もも肉(片方分)

 

一番左の細長いのが、シキンボ(ヒレもどき)

その右横のラグビーボールみたいなのが、シンタマ

その右横の大きな塊が内モモ

その下の大きな塊が外モモ

真ん中右寄りのごちゃっとしている部分が、
今一つよくわかりませんが、内ももの一部
ランプなのかなと思われます。

一番右端の青白い筋の多い塊は、スネとハバキです。

それぞれの重さは?

  • シンタマ・・・855グラム
  • 内モモ・・・725グラム
  • 外モモ・・・770グラム
  • スネ、ハバキ・・・635グラム
  • ランプなど・・・670グラム
  • シキンボ、内モモ一部・・・570グラム

でした。

合計・・・4225グラム

 

2本分だと、約8.5キログラム

ということになりますね。

 

その他、

タン、背ロースやヒレ肉、前足、アバラ肉、首肉、
心臓、肝 などがとれます。

今回の鹿一頭で、

12キロくらいでしょうか。

(罠にかかっていた前足はほぼ使えない)

首の周りやアバラ骨の周りなど、
丁寧にやれば、もっとたくさんとれるのですが、
時間がかかるため、そこは飛ばしています。

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今日のひとこと

猟をすることで奪った命。

出来ることなら、余すところなくいただきたいものです。

内臓だって、その氣になれば、そのほとんどを食べることが出来るそうです。

 

ですが、僕という人間は身勝手なものです。

面倒くさいから、大変だから、

わざわざそこまでやらなくてもいいかな・・・

なんて考えて、

自分にとって都合の良いところだけを取っています。

 

それでも、世の中の多くの鹿は、
害獣として、ただ殺されて肉として食べられもせず、
処分されているのが現状で、
それよりはマシかなというくらいのものです。

 

本当は、鹿の毛皮だって、
使えるし、捨てる部分なんてないはずなのです。

 

しかし、一頭をそうやって余すところなく、
一人で処理するには時間がかかり過ぎます

次々と、鹿や猪を獲っていかないと、
仕事にはなりません。

この辺りに、単独での狩猟の限界があるようにも
感じます。

少しずつでいいので、このあたりの問題を
解決していけるといいのかなと思います。

以上、

鹿のもも肉、1頭で何キロ取れるのか?

でした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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