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私たちは田舎へ移住して6年目。
寒い冬の季節は、薪ストーブで暖を取り、調理も行っています。
YOUTUBEチャンネルでも、その薪ストーブの様子を紹介しています。
薪ストーブで廃材を燃やしても大丈夫なのか?~廃材との付き合い方~
実は、その動画のコメントで、
- 廃材を燃やして大丈夫なのか?
- 針葉樹の廃材は、油分が多い為、煙突にそれが溜まり燃え出して危険?
- なるべく広葉樹の薪を燃やした方が良いのではないか?
という心配の声が寄せられました。
そのコメントにはお返事をしたのですが、
もう少し詳しく僕自身の見解を述べたいと思います。
まず、
廃材を燃やして大丈夫か?
ということについてですが、
大丈夫かどうか、常に判断しながら燃やしています。
ただし、廃材ばかりを燃やしている訳ではありません。
大丈夫だとおもっているその理由は、
今までの自分の経験から得られた部分が大きいです。
実は、
薪ストーブを使用して、5年目になるのですが、
1年目は、薪ストーブ初心者だったのです!(当たり前ですね)
当時を振り返ると、
薪の種類とか、乾燥具合とかも、よくわかっていなかったし、
とにかく木であれば、大丈夫だろうと思って、
廃材メインでガンガン燃やしていたりもしました。
さらには、煙突の口径が106ミリと小さく、
しかも、シングル煙突でした。
そんなことをしていたので、
その1年目は、
2週間に一回は、煙突が煤で詰まってしまい煙が逆流してきて、
その度に、強制的に煙突掃除をするハメになっていました。
これは、悲惨でした・・・涙
2年目は、煙突の口径を150ミリに変更し、
さらには、横引きになる部分と屋外部分は、二重煙突にしました。
2年目には、薪の種類もわかってきて、
あまり廃材は燃やさなくなりました。
すると、2週間に一回詰まっていた煙突が
ワンシーズン、つまり10月中旬から5月頭までの間、
一度も掃除をすることなく、薪ストーブを順調に焚き続けることが
できたのです。
3年目、4年目と、薪ストーブを使い続けていますが、
寒い時期、薪ストーブを使用している約半年間で
一度も煙突掃除をすることなく使うことが出来ました。
2年目は、廃材をあまり燃やさなかったのですが、
その後、3年目4年目になって、少しずつ廃材でも
綺麗そうなものは織り交ぜて使うようになっていました。
重要なポイントは、広葉樹の薪と廃材を織り交ぜて使っているということです
そもそも、建築廃材の場合、
木の種類としては、松、杉、檜、などの針葉樹がほとんどです。
針葉樹は、一般的に広葉樹に比べると比重が軽く、油分も多く含んでいるため、
火付きが良く、一時の火力は強いのですが、すぐに燃え尽きてしまい、
炭(熾火)が残らないということが言えます。
一方で、
一般的に広葉樹は、比重が重く、長時間にわたって燃え続けてくれ、
燃え尽きた後の熾火も残ります。
ただし、針葉樹に比べると強烈な火力はないですね。
つまり、
廃材であるないに関係なく、針葉樹ばかりを燃やしていると、
熾火が残ってくれないし、すぐに燃え尽きてしまうので、
炎が残っているうちに、常に薪をくべ続けなければなりません。
うっかり、薪をくべ忘れてしまうと、
熾火が残っていないため、再度火をつけるのに、
また着火するところから始めなければいけないということもあります。
また、重要な点としては、
どんな薪ストーブを使っているかということがあります。
針葉樹の薪(特に松など)は、非常に勢いよく燃えるので、
温度が上がり過ぎてしまい、薪ストーブ本体を傷めてしまうということがあります。
鋳物でできた薪ストーブの場合、最悪、割れてしまうこともあるかもしれません。
鉄板で出来た薪ストーブでも、曲がってしまったり、穴があいたりする原因にもなるでしょう。
また、あまりにも火が強いと、
煙突の中にまで炎が立ち上っていくため、
それこそ、煙突内にタールを含んだ煤が溜まっていると、
煙突内火災に繋がりかねません。
実は、屋外で風呂を沸かしている薪ボイラーで、
煙突から火の粉が降ってきたことがあります。
あきらかに煙突内が高温になっていて、燃えているような音がしていたり、
いわゆる煙突内で詰まっていたタールが燃えていたという状況だったと思われます。
屋外の煙突なので、大事には至りませんでしたが、
すぐに煙突掃除をしました。
そういうことになる場合、前兆として、
薪が燃えにくくなる、火がつけにくくなる、
ということが必ずあります。
煙突が詰まり気味になると、煙の出口が狭まってしまう状態になるため、
うまく燃焼してくれなくなります。
そういう予兆が感じられたら、すぐに煙突を確認して、
詰まっていたら掃除をするということも、とても重要です。
常に、薪の燃え具合を見ながら、注意深く燃やすことが重要です
仮に、すべて広葉樹の薪を燃やしていたとしても、
煙突の横引きが長くて、シングル煙突だったりする場合は、
確実に煙突に煤は溜まってしまうでしょう。
ですので、過信せずに、
たまに煙突内の様子を確認するとか、
注意深く薪ストーブを使用していく事が重要です。
廃材を燃やす場合の注意点はあります
廃材といっても、色々な種類があります。
- 塗装もされていない無垢の柱
- ベンガラなどで塗装されている梁など
- 防水・防蟻剤の染み込んでいる土台
- 釘だらけの柱、梁、角材
- 腐りかけの木
- 合板
- 集成材
塗料・防水材などの薬品がついている廃材、
接着剤で張り合わせてある合板、集成材などは、
基本的に燃やしたくありません。
燃やした時の煙が、嫌な臭いになるし、
きっとより有毒なものになってしまうと思います。
燃やした後の灰も、天然の木灰とは言えなくなるので、
畑などへ撒いたりも出来なくなってしまいます。
釘のついた廃材は、燃やしています。
ですが、釘でケガをしないように注意が必要です。
あとは、灰の中から、釘をちゃんと取り除く必要もあります。
とはいえ、
薪を燃料にした暮らしをしていると、
燃料である薪の確保は、とても重要になってきます。
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大変なので(^_^;)、
上手い具合に、廃材も活用していけると、
火のある暮らしが楽になっていくと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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