暮らしの日記 狩猟 食の自給

2年目の猟期を終えての感想と、その成果について。

こんにちは。
こはまたつろうです。

3月15日で、猟期が終了しました。

まず、猟を初めて、2年目の猟期を
怪我無く、無事に終えることが出来たこと
ホッとしています。

 4か月の猟期で捕獲、捕殺した野生動物

  • 二ホンジカ 10頭(オス5、メス5)
    (先輩の罠に5、僕の罠に4、田んぼの網にからまっていた鹿1)
  • イノシシ 2頭(オス1、メス1)
  • アナグマ 1匹(メス1)
  • イタチ 2匹(オス1、メス1、どちらも遠くの山に逃がしました)
  • アライグマ 2匹(オス1、メス1)

以上です。

もう少し、獲れたかなという気持ちはありますが、
猟期の前半は、子守をしながらで、ほとんど動けない状態で、
本格的に罠を仕掛けたのは、1月中旬からだったことを
考えると、十分な結果だったと思っています。

 2年目の猟期で得られたこと

 凄腕の親切な先輩猟師さんに巡り合えたこと

罠の仕掛ける場所、仕掛け方、猪の解体のやり方、
猪を肉として売る場合のポイント、相場、など
罠猟にまつわる、本当に多くのことを教えてもらえたことは、
自分自身にとって、大きな財産となりました。

今回、罠の空はじきが多くて、
その多くが罠本体の問題や、
仕掛け方に問題があって、
そこの成功確率をあげていくことで、
より多くの獲物を得ることはできそうです。

せっかく、いい場所に仕掛けているのに、
罠に問題があって、捕らえられないのは、
やはり残念です。

 飛び切り美味しいメスのイノシシ肉を食べられたこと

1年目の時も、猪を捕ることができましたが、
その時は、大きく発情期に入っているオスのイノシシで、
獣の臭いがきつすぎて、食べにくかったのです。

2年目の今季は、メスの若いイノシシで、
脂ものっていて、めちゃんこ美味しかったのです。

 イノシシを一頭まるごと、肉屋に卸すことができ、収入を得られたこと

12月の頭に、オスの55キロ級のイノシシを罠で捕らえ、
先輩猟師さんを通じて、猪肉を扱っている肉屋さんに卸すことができました。

もちろん、先輩猟師さんに手数料は取っていただきましたが、
僕の手元に、なんと! 5万5千円のお金が入ってきました。

 鹿、猪を解体する経験がたくさん出来たこと

1歳の子守りをしながらは、解体できないので、
前半は、知人に解体を依頼したりしましたが、
後半は、ほぼ自分で解体しました。

鹿7頭、猪1頭は、ほぼ一人で解体しました。

鹿に関しては、
色々なやり方を試しました。

ジビエハンターガイドブック
著者:垣内忠正/林利栄子

に書いてある内容に
忠実にやってみたり、

軽トラの上で、先に内臓を摘出してから、
剥皮してみたり。

川で内臓を摘出して、川の水に
つけて肉を冷やしてみたり。

時には、うっかり
内臓を傷つけてしまったり(あっちゃー)、
羊水らしき液体がこぼれたり、
直腸の処理がうまくできなかったり、
数々の失敗も経験しました。

衛生的に完璧に処理できるようになるには、
まだまだ経験不足です。

 精肉作業に慣れてきたこと

後ろ足の解体で、
シンタマ、内もも、外もも、ランプ、
などの部位をようやく
理解することができるようになりました。

しかしながら、精肉作業は、
とても時間がかかるので、
連日深夜までの作業が続き、
体力的に厳しいかったです。

 鹿の捕獲奨励金などを通じて、収入を得ることができたこと

またまたお金の話になってしまいますが、
鹿の捕獲奨励金で、2万8千円
そのほかで、約2万円 の収入を得られました。

本当にありがたいです。

 来季へ向けて、様々な課題が見つかったこと

狩猟は、得られるものも多いですが、
体力的、精神的、経済的な負担も相当あります。

来期以降、続けていくには、
それぞれにクリアしていくべき課題だと感じています。

 

これ先、忙しくなってしまう前に、
罠のメンテナンスや増産、
電気ショック、鼻くくりの作り方の公開などを
随時していきたいと思います。

とりあえず、冷凍ストッカーは、
お肉で一杯です。

お米は蓄えがあるし、肉もある。
畑では野菜を育てられる。

お金が使えなくなったとしても、
しばらくは生きていけます。

新型コロナウイルスのショックで、
世界的恐慌になるかもしれないと
言われています。

自給自足を実践していると、
いざというときにも、
生きていける安心感があります。

謙虚に、丁寧に。

一家族の暮らしから、世の中へと、
繋がっていると思っています。

世の中を変えていくには、
僕自身の暮らしが大切だという信念に
まっすぐに、生きていきたいと思います。

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