こんばんは。
自給自足シンガーソングライターの小濱達郎です。
今日は朝から、秋の彼岸の道作りということで、
集落での共同作業とその後の集いがありました。
ご近所さんが集まって、話をする機会はとても貴重です☆
さてさて!
実は昨日、9月21日!
素人が始める無農薬でのお米作り2年目その16
~脱穀と籾摺り、ついに玄米が!~
ということで、
今年2020年のお米作りを最後までやり遂げることができました!
まずはじめに、
氣になる収量ですが・・・
玄米 330キロ 小米 14キロ でした!(面積約1反)
去年は、玄米290キロ と 小米 20キロ くらいだったので、
去年よりも、たくさんとれました!
無農薬、無化学肥料、無除草剤、
さらには天日干しのお米です!
結局、手で60時間くらい除草しました。
そりゃあもう、ヒルにも吸われたり、色々ありました(笑)
自分自身の身体で、
お米作りの全ての過程を体験してきたので、
収穫の喜びは、格別なものがありました。
時に不安になったりもしたし、
雑草が次々に生えてきて途方に暮れたり、
お天氣のことの心配など、色々ありましたが、
なんとかなりました!
-
素人が始める無農薬でのお米作り2年目その15~稲刈り終わった!~
手刈りの稲刈り、なんとか終わりました!
協力してくださったみなさん、本当に
ありがとうございました。続きを見る
前回の記事では、稲刈りが終わって、
稲木にかけて天日干しをしたところまででした。
今回は、脱穀と籾摺り作業を行いました。
さて、
天日干しで、ちゃんと乾燥できるのでしょうか?
9月12日に稲刈り開始して、16日に全て刈り終わりました。
脱穀したのが、9月21日でした。
つまり、全て刈り終わってから、
天日干ししたのは5日間でした。
穀物用の、水分測定器で測ったところ・・・
お米の水分、12パーセント!!!
ぎょえー!
乾燥しすぎやー!
他の場所のお米も測定してみたところ、
13.6%のところがあったりと、
刈った時期や場所の違いによって、水分が
異なっていましたが、概ね14%以下!
ちなみに、機械乾燥の場合では、
仕上がりの水分設定が14.5~15%の間だったりします。
食べて美味しいのは水分が16%くらいだという話もあります。
しかし、そのくらいの水分だと、
翌年の梅雨の頃にカビが生えたり、
虫がわいたりしやすいようです。
もちろん、保冷庫に入れておけば大丈夫ですが。
また、お米の水分が17%を超えてくると、
籾摺りがうまくできないので、ダメです。
天日干しでは、乾燥具合は天候次第ですし、
脱穀する時間帯によってもお米の水分が異なります。
晴れていても、朝晩には湿気を吸って、
水分が高くなりますし、
晴れが続いている日の午後は、
かなり乾燥しています!
では、
何日くらい天日干ししたらよいのでしょうか?
一般的には、
2週間くらい天日干しをする良いと、
本などには書いてあります。
しかし、教科書通りにはいきません!
基本的には、天候次第です!
さらに、いつ稲刈りをしたかによっても、
お米の乾燥具合は変わってきます。
9月中旬に稲刈りをして天日干しをした場合は、
まだまだ日中の日差しも強く、乾燥しやすいと
思われます。
晴天が続くなど条件がよければ、2~3日でも十分乾燥すると思われます。
今回、5日間の天日干しでは、乾燥させすぎたかもしれません・・・
5日のうち、最初の2日は雨や曇りで、後半3日は晴天でした。
まあ、雨が降れば、また水分量は戻るんでしょうけどね・・・
もしかしたら、もう少し時間をかけて
お米の水分量が行ったり来たりを自然に繰り返す方がよいとか
あるのだろうか・・・わからん。
しかし!これが、10月に入ってから稲刈りをして、
天日干しをするような品種の場合は、そうはいきません。
同じように、稲木に掛けて天日干しをしても、
なかなか乾燥してくれません。(去年がそうでした)
やはり10月に入ると、9月の中旬頃の日差しとは違って、
晴れていても、そこまで乾燥しにくいのだと思われます。
(うちの地域ではの話です)
こまめに、水分量を測定することが大事ですね!
今回のお米の水分は?
脱穀後のお米の平均水分は、13.6%でした。
そして、
夜の8時15分から
籾摺りをした後の、お米(玄米)の水分は約14.3%でした。
脱穀したお米を、ホッパーコンテナという
一時保管箱に入れて、
夜まで置いておくだけでも、水分を
吸ったのかもしれません。
(扉を開けていたことも影響していると思われます)
結果的に、14.3%だと少し乾燥し過ぎているかなという感じではありますが、
まあ許容範囲でしょう!
太陽の恵みと風に感謝!
灯油を焚くことなく、電気を使うことなくても、
十分過ぎるほど乾燥できました!
少し、話をさかのぼって・・・
脱穀はコンバインを使わせてもらいました。
本来、コンバイン(稲刈り機)は、
稲を刈りながら、脱穀、唐箕がけ(風選)をして、さらに稲わらを切って田んぼにまく、
という作業を、同時にこなしながら進んでいく、
ものすごい機械です。
僕は、手刈りで天日干しをしたので、
稲刈りの機能は使わず、
脱穀と稲わらを切るという部分のみを
使わせてもらいました。
はっきり言って、もったいない使いかたです(笑)
ハーベスタという、脱穀するだけの機械もあって、
それで十分なのですが、
中古で買うにしても、5万円くらいはしそうだし、
保管やメンテナンスのことを考えると、
購入はためらってしまいます。
幸運なことに、生産組合という
お米作りの機械を一式もっている組織が近くにあって、
僕も微力ながら携わらせてもらっている縁もあり、
そこのコンバインを使わせてもらうことにしました。
スポンサーリンク
とても簡単に操縦できるように作られています。
僕は、大型特殊免許も持っているので、
公道も堂々と走れます。
コンバインでの脱穀は、人力での脱穀より、約20倍速い!
稲木に掛けてある稲を、
コンバインの脱穀する部分に入れていくだけです。
少し入れ方にコツがありましたが、
慣れてきたら、きれいに脱穀できます。
機械のすぐそばでの作業なので、エンジンの音がうるさいのが、
少し辛かったです。
米袋11個分の脱穀をするのに、2時間くらいかかりました。
途中、休憩したりもあったので、全体では2時間半くらい。
昨年、米袋9個半の脱穀をするのに、36時間くらい かかったので、
時間にして約20倍!!!
- 脱穀が終われば、軽トラに積んだコンテナに籾を移します。
- 軽トラを乾燥機の搬入口へ寄せて、コンテナ内の籾を移します。
- そのまま、籾摺り前のホッパーコンテナへ移します。
- 籾摺り~大きさで選別~玄米袋詰め
籾摺りの時は、
子どもと一緒に、一体何袋とれるのか、
ドキドキしながら作業しました。
去年よりもたくさんとれて、やったー!
笑顔がこぼれました☆
ということで、
素人が始める無農薬でのお米作り2年目その16~脱穀と籾摺り、ついに玄米が!~
でした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
-
素人が始める無農薬でのお米作り2年目その13~稲刈り!~
無農薬でのお米作り。素人がやり始めて2年目です。
今年は、みんなで稲刈りをすることができました。
本当に感謝です。あと、もうひと踏ん張り!続きを見る
-
お米作りの機械化について思う
農業は機械化して、便利になった一方で、
農村は疲弊しています。
この先、僕たちはどこへ向かっていけばいいのでしょうか。続きを見る
-
素人が始める無農薬でのお米作り2年目その12~来年の計画~
稲刈りまであと10日ほど。
まだ収穫にこぎつけていないのに、
早くも来年のイネつくりの計画を考えています。
実験実験~♪続きを見る