こんばんは。
自給自足こはまファミリーのこはまたつろうです。
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僕たち家族は、移住して5年目ですが、
昨今の社会情勢も相まって、
最近は田舎への移住希望者が増えていますね。
僕たちがそうであったように、
田舎へ移住を希望する人の多くは、
お米や野菜など、自分たちが食べるものを
いつかは自給したいと思っていますよね。
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そこで・・・!
【移住希望者におすすめ】お米の自給の際の注意点
僕自身、お米の自給を実現して3年目ですが、
その中で気づいたポイントがいくつかあります。
- 田んぼの取得方法について
- どんな栽培方法を選ぶのか
- どのくらいお米作りに時間を費やせるのか
- 予算はどのくらいか
- お米作りを始めると付随してついてくる仕事について
1.田んぼをどうやって見つけるのか?
田舎へ移住するにあたって、
家屋と共に、田んぼなどの農地がついてくることもあります。
その場合は、問題ないのですが、
うちは、畑はありましたが、田んぼはありませんでした。
では、どうやって田んぼを手に入れたかということですが、
近所の人から、田んぼをやらないか?と声をかけられました。
僕自身が、いつかは田んぼをやりたいですということを、
地元の方に伝えていたことが実を結んだ形です。
自分の願いは、言葉にして発しておくことで、
ちゃんと自分に返ってきますね☆
農村地域は、どこでも過疎化が進んでいるので、
農地はこの先どんどん余っていくことは目に見えています。
ですので、
比較的若い移住者には、
農地の担い手になって欲しいということで、
田んぼを任せたいという話はどんどん集まってくるかもしれません。
実際、今年は、田んぼを3枚(約5反)任せられることに
なりました。
来年には、さらに3反の田んぼをやらないか?と声をかけてもらっています。
田んぼを買う必要はありません
なぜなら、多くの場合は、ほぼ無料で借りられるからです。
かつては、田んぼにも今よりもっと価値が高くて、
それなりに資産価値もあったのですが、
いまは、田んぼを持っているだけで、その管理の手間を
考えると、田んぼが負債になってしまっています・・・
ですので、
田んぼのお世話をしてくれるなら、
無料でいいから、引き受けて欲しいということになりがちです。
もちろん、それは地域にもよりますし、
条件のよい田んぼでは、そうはいかないこともあるでしょう。
あまりに条件の悪い田んぼには要注意です
いくら無料で借りられるとはいっても、
ずっと放置されていたような田んぼには気を付けた方がいいです。
そういう田んぼは、例えば日当たりが悪かったり、
水が溜まりにくかったり、逆に田んぼが深すぎたり、
草刈りをする面積が異様に広かったりと、
何かしら放置されていた理由があるものです。
ですので、地域の中で、
信頼の出来そうな方に声をかけて、
それなりに条件の悪くない田んぼを
探してもらうと良いと思います。
2.どんな栽培方法を選ぶのか?
僕の場合は、
除草剤、殺虫剤などの農薬不使用、天日干しで栽培しています。
最高に美味しいお米です!
お米の栽培方法は様々!
- JAなどの推奨している、いわゆる慣行農法
- アイガモ農法
- 無肥料の自然栽培
- 不耕起栽培
- ○○栽培
お米農家さんの数だけ、農法はあるといっても過言ではありません。
自分なりのやり方で出来るっていうのが、魅力でもありますよね☆
僕が教科書にしている本は、こちらです。
土地が違えば、栽培の条件は変わってくるし、
なによりもお米作りの経験が乏しいので、
教科書通りにはなかなかいきませんでしたが、
また来年に向けて挑戦する楽しみもありますよ♪
3.どのくらいお米作りに時間を費やせるのか と 4.予算は?
これはすごく重要です!
僕はお米作り一年目、
手で除草、手刈り、天日干し、300キロのお米を人力で足踏み脱穀 しました。
耕起、田植えは、籾摺りは機械を借りたのですが、それ以外は、
手作業でやりました。
ハッキリ言って、めちゃくちゃ時間がかかりました!(笑)
贅沢な時間の使い方をしたというか、
ものすごく良い経験にはなったので、
手作業でやることはとても大切だとは思います。
手作業だと機械代がいらなくなる
お米作りは、かなり機械化が進んでいて、
トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機、籾摺り機など
一連の作業が全て機械化されています。
田舎への移住者は、それらの機械を持っていないと
思いますので、もし機械を使いたい場合は、
購入するか、借りるか、しかありません。
家族が自給するレベルの面積で、
全ての機械を揃えるのはおすすめできません。
初期投資にお金がかかりすぎるからです。
ただ、古い機械を安く譲り受けることはあり得るので、
いつの間にか、すべての機械が揃うという場合もありますが・・・
機械を借りる場合、一般的には、機械の借り賃が必要になってきますよね。
近所の人が善意でやってくれるという場合もあるかもしれませんが、
その場合でも、なんらかのお礼はしなければなりません。
機械代は、バカになりません!
僕の住んでいる地域だと、
一反あたりの価格は、
- トラクター 7000円
- 田植え機 7000円
- 稲刈り機(コンバイン) 17000円
- 乾燥~籾摺り 1100円(30キロ一袋あたり)
という具合で、
トラクターは荒起こしと代掻きで最低2回は借りることになりますし、
仮に一反で10袋(300キロ)とれた場合、
機械代だけで、49000円 かかります。
ただし、手作業に比べると、
作業時間はぐっと減りますので、
その辺りのバランスをどうとるかが重要です。
ただ、いつも言っているように、
単純に効率だけで考えてはいけません。
手作業でしか味わえない豊かさな時間というものが確実にあります。
機械を使う部分と、手作業で行う部分と、
自分自身でそれぞれを体験してみた上で、
選択していけると良いと思います。
ちなみに、
僕自身は、機械を使っています。
オークションなどで中古の農機具を手に入れています。
お米作りの作業では、脱穀の作業は、手作業でやるとキツイ!
ハーベスターという動力脱穀機は、本当に素晴らしいです。
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スムーズに動いてくれなくて、大変でした・・・
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そんな時に、自力で修理することは、
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トラクターは、元々、古民家の倉庫に眠っていた
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5.お米作りを始めると付随してついてくる仕事について
これは見落としがちなのですが、
お米作りをするということは、米作りに必要な水を使うということになるので、
水に関する仕事がいずれ回ってきます。
田んぼ用の水源(ため池や川など)から、各田んぼに水がちゃんといきわたるようにする
水当番というような役ですね。
あとは、田んぼの畔の草刈りということも、
大きな仕事です。年間5-6回は草刈りをする必要があります。
草を刈らずにほったらかしにしてしまうと、
地域の人からの信頼を失うこと請け合いです。
また、地域に農家組合みたいなものがある場合、
そちらの方の仕事が回ってくることも考えられます。
畑ならまだしも、田んぼというのは、
地域ぐるみで守ってきたという性質がありますので、
田んぼでお米を作るということは、
自分のところだけという考えは通用しません。
まとめ
以上のように、実際に田んぼでお米を作る際には、
現実として考えなければならないことがいくつかあります。
一番大切なことは、
自分中心の思考に陥らないようにするということだと思います。
自分の管理している田んぼでも、
自分だけの田んぼではないということです。
ほったらかしが一番よくありません。
除草剤を使わない場合、稲の周りに草だらけの田んぼになることもあります。
それでも、手作業で除草をしている姿とか、
畔の草刈りをしている姿とかは、
地域の方に必ず見られているのです。
そこの部分さえ忘れずにいたら、
どんなやり方であれ、お米は育ちますし、
自分で育てたお米を食べられる喜びは、
やはり格別なものがあります。
これから、田舎への移住を希望している方は、
移住が実現した折には、是非、田んぼでのお米作りに
挑戦してみてくださいね☆
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