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狩猟用「電気止め刺し」「電気ショック」「電気槍」の作り方の解説その1 ~材料編~

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狩猟用「電気止め刺し」「電気ショック」「電気槍」の作り方の解説その1 ~材料編~

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もう2020年4月も終わろうとしています。

田舎暮らしでは、ウイルス騒動の影響は
都会に比べると少ないと思います。

季節は移り替わっていき、
桜の花びらが風に乗って舞っています。

自宅の裏にある桜の木。
見るだけで癒されます。

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さて、久しぶりに狩猟ネタです。

 

今回は、

使い方によっては、非常に危険な道具の話ですので、
狩猟に関心のある方以外は、閲覧をお勧めしません。

自作し、使用する際には、くれぐれも気を付けてください。

ヘタすると、自分や周りの人の命を失うことになりかねません。

 

猟期が終わって一カ月以上たちますが、
最近は、猪の被害が目立つようになってきました。

タケノコがイノシシに食べられてしまうようです。

この度の猟期で、先輩猟師さんと合わせて、
住んでいる地区で5頭のイノシシを獲りましたが、
猪が減ったという実感はありません。

まだまだ、たくさんいるようです。

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狩猟といっても、僕は鉄砲を使いません。
くくり罠という罠を使っています。

くくり罠にイノシシがかかった時、
仕留めるのは、
正直、かなり怖いです。

動ける範囲が広い状態では、
うかつに近づけません

鼻くくりなどの、保定道具で
動ける範囲を狭くしたとしても、
怖いです。

そんな時、
僕は、気絶~止め刺しのための道具として、
電気止め刺し(電気ショックや電気槍とも言う)を使っています。

電気止め刺しをうまく使えたら、
獲物が一瞬で動けなくなり、
そのまま気絶するので、
あまり苦しませることなく、
仕留めることができると言われています。

(実際は、刺したとき、獲物が倒れたはずみで、
電気止め刺しの針が抜けてしまったり
時には針が折れたりすることもあるし、
簡単ではありません。)

 

電気止め刺しは既製品を購入することもできますが、
自作することもできます

日本一安い罠の店 http://nihonichi.info/product/index.html#c

他にも、いろいろなお店で販売されています。

 

電気止め刺しを自作すると、大体1万円くらいで作ることが出来ます!

(危険な道具だということは承知の上、自己責任でお願いします)

今回は、

電気止め刺しの構造や必要な材料などを公開します。

 

必要な材料

電気止め刺しの本体 (槍となる部分)

  • 水道用 塩ビパイプ VP-20 2メートル・・・2本 (2本で600円くらい)

水道用の塩ビパイプは、様々な径のものがあります。
一番細いのが、VP-13 で 次にVP-16 があって、VP-20 が
あります。

細いパイプだと、電気槍として使うときに、
パイプ自体がしなってしまい、実戦で扱いにくいようです。

もっとも、箱罠用などで、
短い電気槍を作る場合には、
細いパイプでも大丈夫
でしょう。

  • ホースバンド(スチール製) 20ミリ用・・・4つ(4つで400円くらい)
    ホームセンターで散水用品の売り場に売っています

塩ビパイプと針、電線を
固定するために、ホースバンドを
使っています。

  • コンセントコード 約1.5メートル(要らなくなった家電製品のコンセントコードでOK)
  • 電気のコード 2メートルほど (廃材利用で0円)

要らなくなった延長コードや
捨てる家電のコンセントのコード

  • 千吉 サシ針 タタミ用 全長:約150mm NO.11・・・2本 (2本で600円程度)

電気止め刺しに使っている、太めの「針」です

コンクリート用のケガキ針というものも、
太いのですが、糸をとおすための穴が
空いておらず、電線を巻き付けて固定するには、
こちらの方が便利そうです。

  • 電気のコード接続用の端子(差し込み型ピン端子)・・・オスとメス合わせて2セット (400円くらい)
    ホームセンターの電材売り場で購入できます

使用する電気コードに
合ったものを選びます

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電気止め刺しの
持ち手側部分です。
赤いのが、コードの接続端子です。

 

持ち手部分にも、穴をあけています。
これは、持ち手部分を立てた際に、
電気コードが傷まないようにするためです。

 

コードの接続端子を
組み合わせます。

コンセントコード と 電気のコードを 安全に接続するために使っています。

長いコンセントコードがあれば、接続する必要がないため、
この部品はなくても作れる
と思います。

僕自身は、電気止め刺しの持ち手近くに、
スイッチをつけていません
つまり、コンセントをバッテリー側に接続したら、
その瞬間、先端の針部分には、電気がきてしまいます。

周りに人がいないか、十分に気を付けて、
さらには、自分が感電しないようにも、
十分気を付ける必要があります。

  • ビニールテープ

先端部分の、電気コードが通る
穴をふさぐために、使っています。

パイプの中に電線を通しており、先端の針と接続する際に、穴を通して外側にコードを出しています。

 

電気止め刺しの
先端部分

 

電気止め刺しのバッテリー部分

  • ジャンプスターター
    Arteck ジャンプスターター 12V車用エンジンスターター 8000mAh ポータブル充電器最大300A (4000円くらい)

本来このジャンプスターターという機器は、
車のバッテリーが上がってしまった時に使うもの
です。

バッテリーと、ジャンプスターターを接続すれば、

エンジンがかかります。

出先で、知り合いの車のバッテリーが上がった時に、
たまたま僕が持ち合わせいて、使用することでエンジンが
かかりました。

また、LEDライトがついていたり、USB出力端子がついていて、
スマホなどの充電にも使えます。

猟期以外は、
本来の使い方で使用できます。

持っていて損はない、非常に便利な機械です!

ジャンプスターターですが、様々な商品が販売されています。
実は、最初に購入した商品は、出力電圧が、なぜか16ボルトほどあって、
インバーターに接続したときに、エラーが出てしまい、
使えませんでした
・・・

ま、本来のジャンプスターターとしては、
使えるんですが・・・

電気止め刺し用に使う場合は、
もしかしたら、メーカーによって、
出力電圧が多少異なったり
して、
当たり外れがあるのかもしれません。

追加情報

この記事で紹介しているジャンプスターター、
Arteck ジャンプスターター 12V車用エンジンスターター 8000mAh ポータブル充電器最大300A
ですが、

出力電圧が16.8V ほどあって、
インバーターと接続した際にエラーになってしまうという
情報が寄せられました。

僕がこの商品を購入したのが2018年11月のことで、
それから2年ほど経っており、
製品の仕様が変更されている可能性があります。

現在確認中ですが、
購入される際には、発売元に
問い合わせをするなど、
ご自身で確認してくださいますよう、
お願いいたします。

 

電気槍のバッテリーとして使う場合は、
そんなに高級なものは必要ないと
思います。

  • インバーター(ジャンプスターターからの直流12Vの電気を
    交流100Vの電気に変換する機器)
    BESTEK カーインバーター 300W という機器を使っています。 (3000円くらい)

このようなインバーターは、
本来、車のシガーソケットから
電気を取り出し、電気製品を使えるように
するための道具
です。

様々な性能のものがあって、
ワット数の違いによっても値段が異なります。

電気止め刺し用に使う場合、
何ワットのものがいいのか、
正直なところよくわかっていません・・・

僕は、300ワットのものを使っていて、
ちゃんと効くようです。

しかしながら、150ワットのもので、
十分使えるらしいです。

あまり高い電圧のものだと、
肉質に影響があるとかないとか・・・???

このワット数は、
消費電力のことなので、
電気止め刺しとして使う場合は、
どんなワット数のものでも、
たぶん関係ありません

 

インバーターと、ジャンプスターターを 接続コードを用いて、繋ぎます

 

  • 接続ケーブル  Powerallボルト電源iSparkためのEC5のシガーライターソケットアダプター (700円くらい)

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ジャンプスターターの出力を、インバーターへ接続するための
変換コードです。

 

これらを組み合わせることで、
電気止め刺し用に、
手のひらサイズのバッテリーキット
組むことが出来ます。

 

もちろん、バッテリーは、
車用のバッテリーなどでも、
使うことができますが、
大きいし、重いし、持ち運び出来ないレベルですよね・・・

 

いまは、便利な機械があるものです。

 

ということで、今回は主に

電気止め刺しを自作するにあたっての、

必要な材料について、解説しました。

 

電気止め刺しの材料の費用としては、
今回のものを買い揃えたとして、
約9700円でした。

 

また次回は、

その組み立て方や、実際に使用する際の注意点などを

解説したいと思います。

狩猟用「電気止め刺し」の作り方の解説その2 ~作製編~

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